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日本家族再生センター

カウンセリング日記

頭じゃなくて、心ですねぇ・・・男も参加した女ワーク

投稿日:

昨日の女ワーク、男の参加が多くて、女三人、男三人の参加となりました。ワークはみずからの感情を理解するためのもの。

このふたコマの吹き出しのついたマンガの吹き出しに言葉を入れて、物語を作ってくださいというもの。

ちなみに私の作品は  上(妻)「離婚届は出したんかー、このボケッ」

下(夫)「すんません、婚姻届出し忘れてました」

私たちは、往往にして頭で考えて行動しているようにおもっていますが、実際には感情が行動の原動力となっていて、頭はその行動を正当化するために使われています。理屈では割りに合わないことを感情は行動化させてしまいます。怒りや悲しみなど、無意味だったり無駄な行為でも、あいつのせいで・・・とか・・・○○だから仕方ない・・と正当化してしまいます。合理的ではない行動をしているから、異常であり、特殊であり、犯罪だったり、顰蹙ものになったりもするわけ。

このあたりのことは理屈で理解するのは無意味なので、感情を理解することで、問題の本質的な解決を目指したいということ。そのためには、相手の感情はもちろんなにより自分の感情に対する理解が不可欠。というわけで、常に自分の感情にフォーカスするトレーニングとして、上記のワークを用いました。

ふたコマの絵をみて、湧いてくる言葉に込められた自身の感情、そして、その人間関係などを自己洞察していただきました。何人かのベテランズは、一年前の自分と今回の自分の反応が異なるのに気づかれていました。以前は怒りを向けられていた自分、今は怒りを誰かに向けている自分を発見して・・自身の感情のありようとか、家族の人間関係の変化が理解できたようです。

ほんとに自分の感情にリアルタイムに気づくのはとても難しい。けれど、その気づいた感情を言語化することで、コミュニケーションがスムーズになり、理不尽な対立や誤解にはなりにくいというもの・・なんだけど、感情にふたすることに慣れた多くの人には、それができないので、噛み合わない理屈の応酬で、対立が暴言・暴力に発展しやすくなります。

暴力は人を傷つけるからやってはダメ・・反省しなさい・・なんていくら理屈を押し付けても、心を変えることができなければ、行動を変えることもできず、無意味です。なのにねぇ、世間の加害者プロクラムはそんなのばっかり・・有効性も上がらんはずだわ。

 

ワークの後のランチは、ベーコンあさりのスープそば。デザートはバナナケーキ

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