DVやモラハラ、デートDV等の暴力問題・家族を巡る不安や問題のためのカウンセリング・ワーク・シェルター等の複合的支援を行っています。

日本家族再生センター

支援・援助論

減るはずないよなあ、虐待・・ 

更新日:

警察の発表では、警察が児相に通告した虐待件数が過去最多だという。前年同期比で42%も増えたとのこと。内容では心理的虐待が増えて7割という。その心理的虐待も面前DVが七割と前年同期から随分増えている。

このニュース、とても理解するのは難しい。多分一般の人には意味がわからないだろうと思う。背後にはDV対応を強化する行政サイドの要請があるだろうし、被虐待の児童の保護を必要とする、児相のニーズもあるでしょう。

問題の本質は、分離保護に予算がつくということと、客観的な分離保護の法的基準がないところで恣意的に制度が運用されるということ。これはDVも虐待も同じ。

今日も、某団体から、虐待防止ホットラインの案内とオレンシリボンの購入申し込み用紙が、送られてきました。

誰が何のために、やってるか・・・単純にDV被害者のためとか子供達のため、と世間の人たちは考えるのだろうけれど・・・・

虐待による死亡は七十年代がピークで、当時の四分の一くらいで、年間百人くらいというのがここ十年ほどの動き。夫婦間の殺人もここ十年ほどで特に増えているわけでもないし、男女比率も、さほど変化はない。けれど、DVも虐待も認知件数はどんどん増えている、という現実。

キャンペーンがあるから通報が増え、認知件数は増えるけれど、その増加に見合う分、保護が必要、予算も必要・・となると、話はおかしな方向に行ってしまいます。残念ながらそれが現実。

当事者の声を尊重し当事者のニーズにあった支援ではなくて、援助する側の都合に合う支援を行い、そのプランに従わない当事者には支援しないということや、客観的な調査に基づかない分離が平然と行われる支援がまかり通っています。

どんな非常識な意見でもちゃんと聞いてもらえて、一緒に考えてくれる援助者や、当事者がお互いの体験を本音で語り合える、安心安全な場、あるいは、いっぱいいっぱいになって問題が起こった時に、通報や叱責ではなくて、暖かい寄り添いと適切な支援のできる隣人の存在、これらがあれば、DVや虐待は確実に減らせるのにね。

なのに・・・・・DVや虐待を減らすには、当事者をいかに治療構造に乗せるか、更生プログラムに参加させるか、それが大切だ、とりあえず、キャンペーンだ・・と考える当事者性を理解しないセンセ方(当事者素人)が何やっても、予算食うだけ、その予算にたかる支援者を増やすだけ・・になりかねませんよねえ・・・

というようなことを、先の報道で読み取った私だけれど、あくまでこれは行間の読みなので、推論にしか過ぎませんこと、ご承知おきくださいね。

いつもいつも子供に優しくしてられないよね、たまにはブチ切れて子供にあたるよねって言い合える、仲間がいれば・・・不思議と、怒りが出てこなくなるというパラドックス・・

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