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日本で唯一の学びの場・・・メンカン講座

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昨日は、池袋でメンズカウンセリング講座第四講でした。この講座、年に4回、京都と東京で交互に開催してますが、いつも参加は十人程度の少人数・・こじんまりとした講座です。

昨日は「ナラティブセラピーとメンズカウンセリング」のテーマで講座を組みました。ナラティブセラピー・・・社会構成主義心理学セラピー・・と言っていいのかな。ポストモダンの社会哲学のひとつである社会構成主義に基づいたセラピーをナラティブセラピーと言うけれど、近代合理主義に絡め取られた私たちは、さまざまな悩みや困難を抱えるけれど、それは社会病理であり、近代合理主義社会では、当然誰にも起こりうる困難であり、特定の個人の問題としては捉えないと言うことから出発しています。

ナラティブセラピーでは、問題の「外在化」であるとか、セラピーに権力構造を持ち込まない、であるとか、常識的な物語(ドミナントストーリー)からから多様な物語(オールタナティブストーリ)へとか・・いろいろ基本的な価値観があるけれど、病理権力社会の構造に依拠して生活し、セラピーをおこなうセラピストと、そんな社会から差別抑圧を受け、困難を抱え込まされた、当事者が、相対した時にすでに権力構造が発生していると言う事実はナラティブセラピストの絶対的矛盾となり得ます。

その矛盾を回避し、真にクライアントとセラピストが権力構造を排してセラピーを行うことを可能にするのがメンズカウンセリングでしょう。そんなナラティブとメンズカウンセリングの違いやそれぞれの特性などについて語らせていただきました。メンズカウンセリングと称してセラピーをやったり、講座を設けているのは、おそらく私だけでしょう・・既存のセラピストにはとても難しい援助論ですからねぇ。

そんな私の講義の後は参加者のロールプレイです。もちろん正解はありませんが、それぞれの個性に応じたロールプレイがあり、いろいろと学びや気づきも多かったのではないかと思います。やはり、語り合うのは面白い。世界が広がるし、それぞれの気づきや成長を見ることもできますしね。

そんなメンカン講座・・終わり頃から・・なぜかひどい頻尿になり、しょっ中トイレに通うことになりました。帰りのバスでも何度か尿意をもよおしたけれど、トイレ付きの夜バスだったので助かりました・・・とさ。

街にはすでにクリスマスイルミが・・・

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