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家族の不幸は金になる?

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医療は病気や怪我がなければ不要なものだけれど、人間の心身いろいろと不都合があるからそれをなくすことはできません。

人の苦しみをや痛みを終わらせることが目的であるのが医療の本質ですが、医療というシステムができ、そこで飯を食う人たちがでてくると、医療のための医療になってしまいかねません。

不要な医療処置として、イタリアのバザリア法を筆頭に80年代から欧米先進各国では精神科医療における入院を極力減らそうという動きがあり、実際に精神医療に関してベッド数入院日数がどんどん減少し、精神科患者を隔離するのではなく地域社会の中で回復させる動きが進んでいます。

けれど、日本だけはこの動きが連動せず、ベッド数もなかなか減らないし平均入院日数もさほど減ることはないようです。なぜでしょう。それは儲かるから・・と言っても嘘ではないでしょう。

ことは精神科医療だけでなく、日本は高度な医療技術があり、それはそれであり難いことだけれど、過剰診療過剰投薬、と言う現実が高額な医療費となり国民の負担となります。このあたり、国民の健康のための医療の光と影なんでしょうねえ。

実は、医療分野だけではなく、この構造・・問題がシステムを作りシステムは問題を必要とするという、ナラティブセラピーの世界で言われることは、どの分野でも同じことが起こります。

私の関わる家族問題も然り・・・DV、モラハラ、虐待、自傷、引きこもり、依存・・それらのさまざまな問題に関して、当事者の回復や幸福のための支援であればいいけれど、支援のための支援ではないかと憤らずにはいられない現実があります。

今日も離婚後親子の面会交流に関して問い合わせを頂いたけれど、ボタンの掛け違いから問題が形を変え、継続し連鎖しているのがわかります。

離婚に関して修復的離婚を支援する価値観も支援者もないので、離婚に関して当事者は司法での争いに巻き込まれ、不必要に傷つき家庭が焦土化してしまいます。関係は破壊され再生不可能になってしまいます。

離婚が不幸な結婚の終わりなら、離婚によって双方がしあわせになればいいのに、離婚が双方のさらなる傷つきや不幸の連鎖になりかねません。そのあたり、長年修復的支援を続けてきた私にはよくわかります。

離婚しても誰も傷つかないように子供に問題が連鎖しないように・・・そのためには長期的で多様な視点での支援が必要です。私は面会交流もその支援の一つとしています。面会交流だけをしているわけではありません。

むしろ面会交流を支援者がいなくてもできるようにするのが理想です。離婚が修復的に進めば面会交流でのトラブルもおこらないし、支援も不要です。

けれどね・・・・・ここからが今日の本題・・・今離婚の増加に伴って面会交流調停の申し立てが急増しています。当然と言えば当然。DV法絡みで一方的な離婚がしやすくなったということと、単独親権でかつ面会交流に担保がない離婚制度ですから。

でね・・司法界隈で飯食ってた人たち・・だれとは言わんけれど・・・離婚ビジネスの続きの自分たちのメシのタネに面会交流もできるんじゃないかと・・・鵜の目鷹の目、なんじゃないかと・・これは私の妄想だけれど。

実際、厚労省が先日面会交流団体のアンケートをとりました。面会交流の実態を調査しいずれある程度のガイドラインとか資格とか言い出して、そこに利権構造を作り上げて、天下りする・・ああ、見えすぎて腹立たしい。

専門家の方たち・・家族の不幸にかこつけて自分たちの金と地位のために動くんですよねぇ。そこには一見、善意だとか正義だとか人権だとか言葉だけは立派なものをひっさけて。その裏で当事者は続く不幸を背負い込まされてるのにも気づかない。

当事者の皆さーん、騙されちゃダメですよー。自分のしあわせは自分で作るもの、誰かが幸せにしてくれるわけではありませんからねー。そのお手伝いは任せてくださいねー。

ということで・・今日はこれから狸谷農牧舎でキャンプだ・・準備しなくちゃ。このキャンプ、親子引き離しの当事者、その家族大人子供合わせて15人くらいの参加になりそう。どんな集まりになるのかな楽しみ楽しみ。引き離しの痛みからも一時であれ解放されたらいいな。

 

昔昔のキャンプ風景の一コマ

 

 

 

 

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