DVやモラハラ、デートDV等の暴力問題・家族を巡る不安や問題のためのカウンセリング・ワーク・シェルター等の複合的支援を行っています。

日本家族再生センター

支援・援助論

女性への支援が増えてきた。

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今年の来談者数はすでに500件を超えて、センター設立以来の来談者数になりました。内訳は女性52%男性48%と、ついに女性の来談が男性の来談を超えてしまいました。

さらにDVが21%夫婦問題が35%合わせて56%で、夫婦間葛藤がこちらにつながってくるメインテーマだということもわかります。

ということは、無料の行政の女性相談、女性支援では納得できない女性が増えて、私のところに来ているということ。こちらの支援が女性にとって無意味有害なら、増加はしないでしょうし。

「DVは治らない、離婚を選択しないなら支援しない」と言う相談員も少なくないようだし、ただ聞くだけで何も応えてくれないとか・・・変に可哀想だと哀れんでくれたり、あなたは悪くないというだけで、DVに対する適切で納得出来る助言もなかったり・・・・・女性の相談者に対して不適切な対応をしている方がとても多い、ということがこちらに来られた女性の言葉からわかります。

こちらでは、女性加害者と言われる方たちも支援を求めてこられますし、男性被害者と言われる方たちもこられます。が、そもそも、加害被害はとても微妙で、加害者の中にも被害者性はあるし、被害者の中にも加害者性はあります。

加害者=男性、被害者=女性という決めつけがそもそも間違っているし、被害女性を加害男性から分離したら問題解決と言うほど、現実は簡単なものではありません。

私は、いわゆる加害者とかいわゆる被害者と条件付けて加害者・被害者というようにしていますし、それぞれに自分の問題と向き合うよう支援していきます。

それぞれが自分の問題に気づき、自分の問題を終わらせることで、双方の対話が可能になり、修復的な結果に導けます。もちろんその修復というのは、相互信頼に基づいた関係の構築です。その結果離婚になったり、別居や再同居など、お互いの平安と安心が確保され子供がいれば子供に対する共同責任を全うすることになります。

私がクライアントに常に言ってることは「離婚するしないは大きなことではなく、信頼関係を作れるかどうかが大切です」と。傷つけ合いながら同居してても家族としての意味はないし、離婚していても相互信頼のもと助け合えたらそれは家族として機能しているとも言えます。

そのあたりの気づきに至るには、それぞれが家族概念について自らを検証する必要があります。自分にとって家族とは何なのか、家族に対して自分は何をしてきたのか・・などなど。

もちろんそうなると、生育における家族の有り様も問い直さざるをえなくなります。たいていの場合で、家族の問題は連鎖していますから。

「あなたは悪くない、悪いのは全て加害者である夫、だから早く逃げて連絡を絶ち、離婚に向けて動きなさい」という言葉がいかに現実ばなれした暴力的で無責任な言葉か・・・

私のところに女性のクライアントが増えてきたということは、その言葉の無意味さに多くの女たちが気づきだしているってことなのかもしれませんね。

男女共同参画も女性相談も女性支援も、その関係者の方達はもっとしっかり現実と向き合ってほしいものです。私に頼めばいくらでも、有効な女性支援について教えてあげられるのに・・・ああっお金にならないから、私のところにはこないかな。せめて、現場の相談員がお忍びでもやってくれば、現場で感じる不一致からくるしんどさはなくなると思うけれどね。

 

自宅お向かいのうちに咲いた冬桜

 イチゴが高〜い、さすがクリスマス前。1P 580円だよー。

できましたー。X'masケーキ

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