DVやモラハラ、デートDV等の暴力問題・家族を巡る不安や問題のためのカウンセリング・ワーク・シェルター等の複合的支援を行っています。

日本家族再生センター

カウンセリング日記

男と女のシェルター

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今日は男性のシェルター利用がありました。少々長期の利用になりそう。

 今夜のシェルター定食はトンカツ定食

私のところでは、女性も利用できるし男性も利用できます。最近は男性被害者のためのシェルターもぽつぽつでき始めているみたいですが、全国でどれだけの男性用シェルターがあるのか、その運営実態はどうなのか、まったくわかりません。とはいえ、女性用シェルターに比べたらほぼ皆無と言っていいでしょう。

私が男女、加害被害にかかわらず利用出来るシェルターを運営し始めたのは十年ほど前からのこと。当初から男性の利用も可能としていました。

利用者の男女別でいうと、ほぼ半々というところ。数日の利用から数カ月の利用まで様々。最長の利用は九ヶ月の男性。五ヶ月半の母娘、五ヶ月の男性。など。男性の場合、シェルターから職場に通勤できるので、単身赴任のようなもの。母子がシェルターに逃げるのよりはるかに簡単。

私のところでは、一般のシェルターと違って、通信や行動の制限もしないし、指導や管理もありません。また、グループワークやカウンセリングも利用出来るし、グルメナイトなどに参加していろんな当事者の方たちと自由に語り合うことも可能です。

暴力で傷ついた被害者にとって加害者対応もやってくれるシェルターはどれだけ心強いか。被害者が逃げ隠れするのではなく、加害者の攻撃を防ぎつつ対話を進めるのは加害者対応スキルがあればこそ。

そんなこんなで、被害者も本当に安心して過ごしているうちに、回復し力をつけ、加害者との関係を変え、新しい人生や新しい夫婦関係になって退所していかれます。そして実家に帰るようにときどき私のところにやってくる人も。

加害者と言われる人たちが利用しても、やはり成長し暴力やパワーコントロールを手放すことができます。ワークやグルメナイトの仲間、もちろん私との関わりの中で、コントロールすることもされることもない、対等な関係を身を以て学ぶことができます。更生施設、教育施設では得られない学びです。

こんなシェルターがどんどん増えればいいけれど・・・・ないんよね。そもそも世間ではDVについて本当に理解してる人なんていないんだから。私が増やしていくしかないのかな・・はぁー。

 

 

 

 

 

 

 

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