DVやモラハラ、デートDV等の暴力問題・家族を巡る不安や問題のためのカウンセリング・ワーク・シェルター等の複合的支援を行っています。

日本家族再生センター

カウンセリング日記

ノーコントロールってなんだ?

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暴力は良くない、DVは犯罪です、加害者は悪い人です・・・いろんな言説がありますが、それは表面的な理解であって、本質的理解でもないし、問題解決に寄与する理解でもありません。

問題解決とは何を指すのかも曖昧です。DV問題は離婚で解決するものでもないし、辛抱してたらやがてなくなるものでもありません。

曖昧な理解やいい加減な法律、根拠なき支援、これらがDV支援を巡って利権化し、一旦できた利権構造はDV支援を行うための被害者の存在を必要とするし、加害者がいなくなっては困ります。だからDVは治らない、加害者プログラムは無意味、と言うしかなくなります。

私の脱暴力支援では、暴力はやめましょう、なんて無意味な事は言いません。そんな事は参加者はわかりきってるのだから。

私の支援を求めてこられる方はどうすればやめられるか、具体的な事を知りたくてやってきています。けれど、表面的な暴力の問題の背景には様々な問題が絡んでて、簡単に解決出来るものではないし、無意識領域も絡んでいるから単に知識で解決出来るものでもありません。

その複雑な問題を紐解くキーワードは「コントロール」です。暴力はパワーコントロールのわかりやすいものですが、知識や権力、経済力などのパワーを用いたコントロールもまたパワーコントロールで、これらは合法的なもので誰も悪いものとは考えません。けれど、コントロールされる方はどんな力であっても、理不尽にコントロールされれば傷ついたり、不快に感じられたりするのは当然です。

暴力を手放しても、別のコントロールパワーでコントロールしてたら、結局平等で自由な関係にはなりません。暴力を手ばなすことは表面的な事、パワーコントロールを用いず、他者と自由で対等な関係を楽しめるスキルやパワーに依存しない自己肯定感を育てられるかという事、そのためには多様で自由な関係の中で育ち直ししていく必要があります。

こんな事を可能にする脱暴力支援・・・どこにもないんよねー。多くの支援者のみなさん知識や権威で脱暴力を解くコントローラーだからねー。

幸い、私はアホで反社会的な性格だったし、社会のシステムに適応する能力もないし適応したくもなかったし、社会のパワーコントロールのシステムに馴染まずにアウトサイダーで生きていく事ができました。こんな私だから、パワーコントロールを用いないで脱暴力支援ができるんだろうねー。人生ほんとにわかんないもんだね。

美味しく楽しく・・ある日の女ワークのデザート

 

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