DVやモラハラ、デートDV等の暴力問題・家族を巡る不安や問題のためのカウンセリング・ワーク・シェルター等の複合的支援を行っています。

日本家族再生センター

カウンセリング日記 支援・援助論

逃げるな!!危険

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走りたいー・・・昨日はたまりかねて、室内ランニングを半時間ほど。テーブル二つのまわり一周10メートル約5秒のちょーミニコースをくるくるハムスターのようにまわります。それでも半時間も走ると4キロ分くらいになるし、うっすら汗ばんできます。

今朝も結局走りたいのに二度寝の寝坊で走れなくなってしまいました。お昼ちょうどにカウンセリングが入ってたし・・・遅くなっては走れません。

けれど、二度目の寝起きの夢の中ではなんとランニングしましたねー。田舎道を仕事の会場まで歩いてたけれど、なんだこれなら走れるわ、と颯爽とランニング。すると学生のランナーたちもいて、彼らに引けも取らず、走り続けて会場まで、の所で心地よく目覚めましたが、布団の中で「走ってないやん」(笑)

昔は空飛ぶ夢もよく見たけれど、不安の強い時は羽ばたいても羽ばたいても上昇できず、追いかけてくるモンスターに食われないように必死でした。今は不安がないのでそんな怖い夢を見ることはありません。

不安に苛まれてた昔の私と、不安のない今の私と。どこが違うのか・・説明するのは難しいけれど・・・一つの言い方をすれば・・

すべての現実を理解し受け入れる力が今の私にはあるということかな。自身がわからないこと、知らないことを受け入れそれを知ろうとし、受け入れる力があるということでしょうか。

人は知らないこと、未知なことに対して妄想し妄想することに対して情動が起こります。受け入れがたい妄想に対しては逃走するか闘争するか・・・その情動はDNAレベルでも妄想は体験や学習に基づきます。辛い体験をした人はその体験に基づく妄想をする・・・

その情動反応は夢だけでなく現実の認識でも起こります。DV男は危険、すぐ逃げなさい・・・逃げれば逃げたで、追ってくるから隠れなさい、連絡はダメ・・その言葉に煽られて不安妄想に取り付かれたまま、離婚や別居後もちっとも楽にならない被害者。

先日のクライアントも、妻は別居後も不安で怖くて、連絡が入ると震えがくるほど怖いので、当面は連絡もしないでくれと代理人からの連絡が・・。

クライアントは、妻さんの不安がなくなるよう直接の連絡もしないし、妻さんの回復を心配してセラピーをうけてるかどうかと代理人に問い合わせると、カウンセリングを受けてるとのこと・・・

けれどねぇ、別居して半年経って、不安が収まらないのはそのセラピーが無意味なのではないかと、判断することも可能。そのセラピーがフェミニスト系なら、男性恐怖を煽るから回復は難しいよねえ・・

私のところには被害女性も多く来談されるけれど、不安や恐怖に縛られて相手にコントロールされる状況はどの方も同じ。その不安や恐怖は相手の言動にあるというより、本人の認知にあるので、認知を変えて不安や恐怖を和らげます。

それはシェルターや常時接続可能な支援体制のもとでの加害者対応を含めた支援のもとで可能となります。

「自分には強い味方がいるから夫の暴力に支配されない、逃げる必要もない、向き合って対話し、それぞれの問題点を克服し、最善の関係を再構築すればいい。」と。

その結果、シェルターから元の地域に帰って別居生活を始めた夫婦も何人もいるし、再同居した夫婦もいます。調停中だけれど、調停の中ではまともな対話は無理なので、調停を下さず、かつ調停外のステージでは私のサポートを受けつつ修復的(離婚も含め)対応に入ってる妻さんもいたり。

もちろん、暴力的支配を手放さない夫の支配を拒否して離婚に向けて法的闘争に取り組む妻もいます。その方はこれまで夫の暴力的支配の恐怖から離婚という選択肢も選べずにいました。彼女は今逃げずに戦っています。

逃げて安全が確保されるならいいけれど、クマと出会った時は逃げずに、クマと向き合って目をそらさずそろそろと後退するのが最善、というように、DV夫も同じように怖い相手という妄想から逃げるのではなく、妄想の実態をしっかりと見つめること・・・もちろん安全策は担保してないとダメだけどね。それが加害者対応も含む被害者支援ということ。なんだけれど、それをしてる人って私しかいないの?嗚呼・・・DV被害者は救われないよねえ・・どうしましょ。

 

 

触らなければ痛くない、触るにはコツがある

 

 

 

 

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