DVやモラハラ、デートDV等の暴力問題・家族を巡る不安や問題のためのカウンセリング・ワーク・シェルター等の複合的支援を行っています。

日本家族再生センター

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お疲れ様・・第11回日本男性会議・・ありがとう。

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昨日は東京は目黒の中目黒スクウェアにて「第11回日本男性会議」でした。

いつもながらに東京への行き帰りは夜バスで。早朝の銀座から東京メトロで中目黒に。

       

銀座は既にクリスマスイルミネーション?

中目黒はスタバで一休み。そのあと、会場で準備作業。

 

準備OK、あとは参加者のご来場を待つばかり・・・。

午前は、DV・モラハラの加害、被害両当事者のパネルトーク。と、薬物、性被害、DV、風俗、などなど、コテコテの当事者体験を持つ竹田淳子さんの講演と。

さらにお昼から、佐藤さんと竹田さん私のパネルトークで語ったのは、当事者の回復について。

当事者に対して支援者が支援する際に、支援者の考える回復物語を押し付けてしまいがちで、弱い立場にある当事者は自己主張ができなくなるし、二次被害も起きやすくなるというもの。支援者は善意だし自分が間違っているとは考えないので、うまくいかないのは当事者がおかしい、と当事者に転嫁しまいがち。

このあたりこと、支援に権力構造を持ち込まないというのは、ナラティブでもオープンダイアローグでも、言われることだけれど、そもそも当事者の語る「異常な」世界を支援者が理解し、受容できるか、当事者の語る回復物語に寄り添い・・・共犯者になる覚悟があるのか・・そのあたりが支援者に問われます。

けれど、問題が当事者にあると考えて支援している支援者にとって、当事者の世界に降り立ち、当事者から学びつつ回復物語を共に紡ぐのはとても難しい。

メンズカウンセリングでは、問題は病理社会にあるのであって、その病理構造から当事者を解放するのが支援であり、セラピーであると考えます。解放への歩みの伴奏者、回復の物語の共著者になるには、当事者の語りから病理社会の事実を学ぶしかありません。understandに身を置きながら。

結局回復当事者が支援者になることの意味はその辺りにあります。当事者は当事者世界を生きた体験を持つのだから。そんなこんなでパネルトークは盛り上がりました。

パネルトークのあとは、分科会が二つ。「今どき男のしんどさ」と「実はあなたもDV加害者、女も男も」で参加者の方たちにもしっかり語り合っていただきました。

    

分科会のあとは全体グループワークで二時間半ほど。ボディーワークを入れて、心や体ともしっかり対話を重ねていただきました。

八時頃に全てが終わってお開きに。中目黒駅前の焼き鳥屋さんで中村さん私計4名でご苦労さん会でシメ。そのあとはまた夜バスで京都に。ほんとに、今回の男性会議、当事者の回復に何が必要なのかを理解するにはとても、いい機会になりました。貴重で有意義なお話をいただいた竹田さん、会議を準備してくれたスタッフの方たち、ご登壇いただいた、さとうさん、ヨッシー、ありがとうございました。これからもよろしくね。

バスは未明の京都に到着。

事務所について一息着けば、育児疲れのママたちのくつろぎタイムになりました、とさ。

 

 

 

 

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