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日本家族再生センター

支援・援助論

不安に対するお薬は・・・愛だよねぇ・・

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抗不安薬・・・色々あるんだろうけれど基本的には脳神経のシナプスの物質の出入りを薬物で調整すると言うことに尽きるんでしょうねえ。けれど、薬理作用が切れたらまた不安がぶり返すので、飲み続けなくてはならないということと、飲み続けることで、依存性が出てくるってことが問題になります。薬物による不安の除去の限界です。

私は、医者ではないので薬物は用いないし、その必要もありません。私は別のアプローチで不安を除去できるのですから。・・もちろん薬理作用は有効性100%ではないように私のアプローチも100%ではありません。けれど、私のアプローチはシナプスではなく、ニューロネットワークの組み替え(認知や情動の変更)によって不安を取り除くので、薬物によるシナプスアプローチよりはるかに持続性があり、依存性は桁違いに低いと言えます。(やりようで依存性を高めることもできるし、悪用する心理屋もいる)

そんな私のアプローチ・・クライアントが不安になるその思考回路が出来上がったプロセスを確認し、そのプロセスをやり直して思考回路を、安心をベースにした思考回路に組み替えるという言い方で説明できると思います。不安になる状況(貧困・暴力・病気などなど)を変えて安心をもたらすのは副次的な方法で、メインは状況を変えるのではなく、心や思考を変えることで不安を除去するのが私の仕事です。

その具体的な方法は・・・心理学的な話になるわけですが・・・一般のセラピストと違うのは、クライアントの心だけを問題とする・・あるいはクライアントの家族を問題とするのが常識的なセラピストのありようだとすると、私は問題は社会にあり社会の問題からクライアントを解放するというという視点に立つことです。その方法では、クライアントの体験や思い、人生を知り、そのクライアントが解放されるために共に作業する、人生物語の共著者になるということ。その作業を続けるのに必要な私の情動は・・一言で言うと「愛」なのかもしれません。あたかも命が生まれ育ち、喜びや悲しみを分かち合う心のありようを・・愛とか、いつくしみとか慈悲、とかいろんな表現をするように。

苦痛や恐怖、絶望、孤独・・などの体験は不安の回路を形成し、その回路が強いほど、不安を前提にした生存方法を選ぶし、それは怒りや憎しみ不信感、依存という自己防衛のための情動が行動の源になるから、心地よい対人関係は作りようがありません。

残念ながら、現代社会・・生育環境としてはいいものとは思えないし、不安に満ちた生育環境ですから、真に自立し、安心安全に満ちた心を育てるのはとても困難。心が未成熟なまま頭と体だけは立派な大人になってしまいます。そんな大人だから・・駄々っ子のような行動で問題が起きてしまう・・のも当たり前と言えば当たり前。

不安や怒り、悲しみに満ちたクライアントの心の穴ポコを埋めるのが私の仕事・・・そんな私の情動は「愛」に満たされていると言えば大げさかもしれないけれど・・私に愛がなければ、金にもならない、世間に認められるわけでもない、手間暇ばかりかかる作業を続けられるはずもありません。逆に言えば、世間の評価や金よりも、私にとっては愛に満ちた暮らしの方が面白いし心地よい・・ということなんでしょう・・・。

ほんとクライアント・・・多くの当事者と関わることで、私も愛に満たされ、不安もなく、過ごすことができる・・ありがたいことです。

今日はこれから、転生庵に出向いて、野良仕事しようかな。

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