DVやモラハラ、デートDV等の暴力問題・家族を巡る不安や問題のためのカウンセリング・ワーク・シェルター等の複合的支援を行っています。

日本家族再生センター

グループワーク

辛い苦しい・・・やめたいねそんなの!!

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昨夜の女と男のグループワーク、会場は大阪は天満橋のドーンセンター(男女共同△センター)入り口

昨夜のグループワーク、男性も女性も参加していましたが、どのかたも夫婦問題の当事者で、問題の渦中にあるかたもいれば、ある程度落ち着いて来られた方、ほぼ、問題が終わった方、そのステージはそれぞれ。

共通するのは、問題の解決に司法も行政もほとんど役に立たなかったということ。先輩方達からは弁護士がいかに役に立たないか、問題をこじらせるか・・という発言がありました。

実際、正しい判断をしてくれると思っていた裁判所がとんでもない判決を出したり、味方になって動いてくれるだろうと思ってた弁護士が何も動かなかったり、行政も警察も、一方的に加害者と決めつけてまともに聞こうともしなかったりとか・・・

当事者の方たちは事の問題の大変さだけではなく、まともな支援がないばかりか、支援によって傷つけられたり、苦しめられたりで、ますます辛く悲しく、時には絶望的になつてしまいます。

昨夜も、そんな問題の渦中に陥った方が初参加されていました。自分の身に起きた状況をきちんと説明してくれる人もなく、力になってくれる人もなく、とりあえず弁護士に依頼したけれど、何がどうなってるのかわからず、ネットで調べて昨夜のワークに参加されました。

昨夜のワーク、七、八名の参加者だったけれど、ほぼ全員がそんな体験の当事者で、それぞれの体験を語り合いました。用いたお題は「人生曲線」です。人生の生い立ちから現在に至るまで、そしてこれからあり得るであろう未来の出来事・・などについて語り合いました。

当然、それぞれの身に起こったことを語るので、自分の立場もそれぞれの事例と比較して客観視することが可能となります。今は辛いけれど、いずれ自分もあんな笑顔になれるのかな?とか、自分の考えは、感情的すぎるかな?とか、いろんな体験、いろんな視点で自分を理解することができますし、問題の起きたパートナーの動きや思いも、なんとなく理解できるようになります。

このあたり当事者同士の本音の語り合いがとても意味があります。けれど、世間ではなかなかこうした語りの場はありません。大抵孤立し、不安で寂しかったり、怒っていたり・・・そしてそんな当事者の不安定な心理に乗じて、不安や相手に対する不信感や憎しみを煽って、支援という名のコントロールで援助者は自分の利益につなげてしまいます。それは弁護士も、シェルターもカウンセラーも医療者も・・みんな同じ・・・利権構造というやつ。不安定な当事者はいいカモです。

そして、そんな当事者の行くすえは、不毛な争いと、不信と憎悪に満ちた家族崩壊です。ほんとに痛ましい話の多いこと。虐待事件だのDV殺人だのいろいろ騒がれるけれど、その背景には、こうした支援という名の利権構造があり、当事者のための支援が不在なことが問題の背景にありますが、そのことはマスコミが報道することもないし、世間の人たちは全く理解していません。当事者になるまでは。

たまたま、私のところに繋がった方たち、当事者同士の語りや、当事者性の支援によって、自身を客観視するだけでなく、感情を収め、不安や孤独、怒りや悲しみの感情も昇華することが可能になります。

相手に対する不信感や怒りが収まり、自身の問題点にも思い至り、冷静に自身の将来、相手や子供の未来について、優しく温かい思いで考えることも可能になります。たとえ、家族の形が変わっても、たとえ何年も会えなくなったとしても・・・。確かにそれぞれ状況は厳しいけれど、そんな中で幸せになることは可能だし、人に対する優しさや、思いやりをより深く理解することも可能です。厳しい体験を乗り越えて、人生をより豊かなものにすること・・・これを可能にするのが真の当事者支援なのかもしれません。

そういえば、昨夜は二年ぶりくらいに参加された方もおられて、当時の困難を乗り越えて、今は新たな人生を歩んでいることを話されていました。その明るい語りが、渦中の参加者に、多少なりとも希望を与えてくれたのではないかと嬉しく思つた私でした。

大阪駅ホームから見えるダイキンのピチョン君、示す気温は13度。けれど私は心暖かく帰りましたとさ。

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