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努力、根性の成れの果て・・・・・・・中高年引きこもり

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内閣府は昨日、引きこもりに関する発表をしたけれど、それによると40〜64歳の引きこもりが61万人だとか。これが多いか少ないかは、別として、引きこもってる人には辛い現実でしょう。

怠けだとか、無気力、無責任と責めるのは簡単なことだけれど、それで問題が解決するはずもないし、引きこもり問題が終わるわけでもないし。問題を当事者に転嫁して、問題解決を難しくするのは、DVも虐待も同じ。

なぜ、引きこもり問題が発生するのか、なぜ当事者は引きこもらざるを得ないのか、当事者の語りに寄り添い、ともに考えることでしか、その解決策は出てこないだろうし、答えは個々違うだろうから、これが正解というものでもないでしょう。

私の考える、その原因ってのは、その人たちが生育の中で親や教師など多くの大人たちに受容されることもなく共感も与えられず、ただ努力、忍耐、を強いられ反抗すること、自分らしくあることを否定されて育てられたからではないか、と。

幼い頃から、不安の心理回路ばかりが強化され、適応すること、順応することでしか不安から逃れられない心理メカニズムが定着しているから、大人になって、社会に適応できない自分と向き合う時、そんな自分を受け入れられず自己不一致が不安を呼び、不安は行動を阻害し、さらなる適応不全に陥るという悪循環。

私はそんな当事者に対して、親の呪い、世間の祟り、と称して、呪いを解く(解呪=げじゅ)こともセラピーの方法として考えています。除霊とかおはらいとかいう作業に近いのかもしれません。いずれにしてもクライアントが、適応できない自分はだめ、という思い込みから解放されることで、問題が終わっていきます。

こんな社会・・だれが引きこもりの当事者になってもおかしくはないけれどね。当事者だけの問題ではないと思うし。

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