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嫌なものは嫌・・・私の人生私が決めるマイルール

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昨日は日本橋で一日セッション・・・。朝のミニ講座では「自己概念と自動思考」についておしゃべり。

多くの人の自己概念は、生育の中で教育されることによって形作られる、求められる人間像を内面化しています。けれど、それは必ずしも生来の情動を含めた、個々人の本質に基づくものではなく、その不一致が葛藤となります。このあたり、フロイトが自我を説明することに似ています。

この葛藤が様々な病理症状の元になるようですが、うつ病の方に多い自動思考もその結果の一つかもしれません。もちろんそれは鬱の方だけでなく、多かれ少なかれ多くの現代人にみられる傾向のようにも思います。

そんな方の抱え込みやすい困難は、自己決定が難しく、他者に対して防衛的、攻撃的になりやすく、自分に対しても否定的な自己概念にとらわれやすいということ。なかなか「I'm  OK   You're OK」の関係を作ることができず、自他共に辛い状況を抱え込みやすくなってしまいます。

そんな困難から脱するために、昨日は「マイルール」なるワークを行いました。何か考えたり行動する動機がどこから来ているかを検証する作業です。

自分の言動は自分の欲求に基づいた自己決定によるのか、誰かに与えられた行動規範によるのか、その違いに気づくこと。親の言うこと、夫や妻の言うことに従って動いているのか、自分の欲求に基づいて、自己決定しているのか・・・・。

確かに強いものに逆らわずに従順にしていれば、責任を負わされることなく、楽といえば楽ですが、何かトラブルがあった時その原因にされて、スケープゴートにもされがち。

そんなことにならないためには、自分が何を感じ何を欲しているのか、ちゃんと言葉にして伝えること。その対話から他者との自由で対等な関係を作ることも可能です。支配されないしない、相互の自立した関係です。これはお互いが楽。縛り合わずに済みますし依存し合わなくて済みます。

でもねぇ、子供の頃から様々な感情表現を否定されて育つと、なかなかそれも難しい。何十年もその否定的プログラムで生きてきた人にとって、そのプログラムを消去し、新しい肯定的プログラムを入れるのは大変。一人ではできません。

というわけで、自己肯定感を高めるためのあれこれワークやカウンセリングをやっているというわけ。昨日のワークではもう一つ、「家族動物紹介」なるワークも。自分の家族を誰かひとり動物に例えて紹介しあうというワークです。

十五人近くの参加者が語ることで見えてきたのは、難しい人は放し飼いや放置するという言葉に示された、「コントロールしない」ということが関係を悪化させないコツということ。自己決定ではなく、家族役割に縛られた価値観で思考してると、知らん間に自分も人も理念にしたがって動くべきだとの認知にもなり、自由な対話ができなくなつてしまいます。

そんな状況を乗り越えるには・・・わがままでいい、自分のあるがままでいいんだ・・・「私の人生私が決める」ということ。自己決定自己責任の原則ですね。

 

 

 

 

 

 

 

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