DVやモラハラ、デートDV等の暴力問題・家族を巡る不安や問題のためのカウンセリング・ワーク・シェルター等の複合的支援を行っています。

日本家族再生センター

カウンセリング日記

理屈じゃねーよー、気持ちだよぅ。

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私は夫婦間葛藤のカップルの間に入って支援することも少なくないし、一方だけの支援にしても、相手との関係がこれ以上こじれないように支援を進めていきます。

今日のカウンセリングはDV離婚後の家族修復の支援として、もう1件はモラハラ別居中の夫さんの支援としてカウンセリングをさせていただきました。

どちらのケースも相手に対してひどい悪感情はないということで、できれば、お互い助け合って子育てはしていきたいという考えの持ち主です。

なのに、どちらのケースにしても、DV・モラハラは治らないし加害者は危険だから、分離させて接触させないようにする、と行政なら判断しますし、そんな行政の支援では解決しなかった、とか、弁護士に頼むとこじれそうなので、と、私に繋がってこられました。

私は問題がなぜ起こったのか、いろいろ聞き取りながら、私なりの分析をして、相手よりもまず自分の問題に向き合うよう助言させていただきます。

問題が起こった時、多くの人は、自分は悪くない相手がおかしい、と考えますし、世間はどちらが正しいかで考えます。

男性のDV・モラハラの背景には自分は我慢しながら家族のために頑張ってきた、なのに、なんでこうなるのか、と理不尽な思いを抱えていることが多いようです。

けれど、女性は理屈よりも感情で判断するし、理屈で子育てもできません。理屈では問題解決も難しい。そんな男と女のギャッブがあります。

問題がおこるのは女性の感情表現を男性が理解できないとか、それを感情的と無視するとか、馬鹿にする態度に出ることから問題がどんどん悪化していきます。コミュニケーション能力の低さや役割意識の問題も拍車をかけます。

幸い、私は女と男のバイリンガルなので、どちらのモードも対応可能。そんな私にすれば、どちらがいいでも悪いでもありません。確かに暴力は良くないけれど、よくよく聞けば、どちらも相手をコントロールしてたり、問題を抱えていたりで、どちらがいい悪いと言っても無意味です。

人の心は理屈で動いてるわけではなく、無意識の情動に突き動かされてると考えたのがフロイト先生。確かに人の心は混沌としてて、理屈では理解できません。それを理屈で動かそうとするのが近代的な思考。頭ではわかっても心がついていけない、というのは誰にも良くある話。

夫婦でもめるのも、家族解体していくのも、この辺りの問題があるからと言えなくもありません。で、理屈はさておいてお互いの気持ちを理解してみましょう・・というのが私のカウンセリングの基本。

今日のカウンセリングはそんなこんなでクライアントの気持ちに寄り添い、クライアント本人が自分の気持ちを受け入れ、気持ちに沿った考えや行動をシュミレーションしてみるように働きかけてみました。

とりあえず、幸いどちらも家族崩壊には進みそうもなくて、少しずつ相手との修復的な関係を進めていけそう・・・かな。


 

 

 

 

 

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