DVやモラハラ、デートDV等の暴力問題・家族を巡る不安や問題のためのカウンセリング・ワーク・シェルター等の複合的支援を行っています。

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性の抑圧とモテ男・・・メンズクッキングでのお話

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DV加害者の脱暴力・・・暴力を振るわない男になろう・・なんて言うけれど、そんなのはまやかし。暴力でなくても人をパワーコントロールし傷つけたり、抑圧したりは当たり前の世界。権力、権威、金、知識、すべてのパワーは人を抑圧し傷つける可能性があります。権威・権力のある者が加害者に向かって暴力をやめろというのは茶番です。お前こそ、その権威・権力を手放せ・・と言いたくなる私。

権威・権力の好きな人たちの好きなプログラムでは、加害者に対して「自分は加害者、一生反省し自分を省みなくてはならない」・・そんなつまらない思いにさせるのがさも当然かのごとく言うようです。

けれど、反省し続けるような人と一緒に暮らしてても家族はちっとも楽しくもないし、幸せにもならないでしょう。自分を卑下し貶めたところで、自由で対等な関係になるわけでもなく、むしろ被害者がのさばって加害者になり、DVの加害被害が逆転するだけ。これではDVがなくなってるとは当然言えません。

というわけで、私のプログラムでは、反省しろとは言わないし、謝罪し続けろとも言いません、無意味だから。以前は反省は猿でもできる、と言われたものです。

本当の問題解決は暴力を手放すだけではなく、パワーコントロールも手放し、相互の自由と自己決定を尊重し、決して侵害しないこと。もちろん性的自己決定も然り。さらにお互いの心地よい関係を維持するスキルや思いやりを身につけること。

というわけで、昨日のメンズクッキングも、男には料理するスキルはもちろん、女たちを楽しませるホストスキルも身につけてもらうべく、参加した女性は料理に手を出さず、口も出さず、ただおしゃべりを楽しんでもらう設定にしています。当然女たちには、日頃からあれこれ配慮して他人を楽しませるように教育されてるところを、人のサービスを快く感謝して受けるゲストのトレーニングとしています。

こうやって、無意識に染み込んだジェンダーバイアスを、体験をつうじて修正していくのが私のメンズクッキング。男たちはスキルアップしてモテ男になるのも難しくありません。

それにしても、昨日のメンズクッキング、大人14人こども二人の参加となり、満員御礼。その賑やかなこと・・・とはいえ、なんとか予定時間内にクッキング終了。

買い出しに行ったけれど、キャベツ一個580円・・びっくら

男作る人、女楽しむ人

豆腐コロッケを揚げましょう

虫食い女のために持参されたイナゴとカイコの缶詰

いただきまーす。メニューはハヤシライス、オムレツ、豆腐コロッケ、クッキーでした。

あと片付けの後も、みなさんしゃべるしゃべる、昨夜の語りもエンドレスどころか、夫婦の性という話から、抑圧される女の性の自己決定という話になり、さらには、昔誰かから預かった女のための性教育ビデオを鑑賞することになりました。

さすがに、年寄りの私はもうごちそうさんで、ビデオをセットした後はお先に帰宅させていただきました。今頃もきっとみなさん女と男のアカデミックなエロトークを楽しんでおられることでしょう。(笑)なんという料理教室だ、不謹慎な・・・なんちゃって。

 

 

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