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グループワーク 支援・援助論

家族は危険・・・はまるな結婚・離婚の落とし穴

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今日の女ワーク、遠くからのスカイプ参加も合わせて、十人ほどの集まりになりました。

ワークのお題は「家族動物園」。生育時の家族を動物に例えて説明してみましょうというもの。たわいもないおしゃべりのようだけれど、比喩的に語られる家族像は実はかなり真実を表します。

さらにそれらをみんなでシェアしてみると・・両親は危険な動物が多いということ、父親が猛獣の場合もあれば母親が獰猛な動物の場合もある。そして、子供の自分はウサギやら、怯える猫、野良犬、飼い犬、などなど、比較的弱者の立場でいたことを伝える人がほとんど。

そんな自分たちもまた結婚して親になると、激しい言葉で子供をコントロールしたり、ときには暴力的に扱ったり・・・自分の親と同じことをしていることに自己嫌悪を感じたり・・・

ワークの後のランチはお蕎麦、デザートはアップルパイ

ワークの後、コーヒーにデザートでおしゃべりは続きます。別居中でより良い夫婦関係を模索してるママもいれば、夫から逃げてる別居中のママもいるし、修復的離婚の後もより良い家族関係を模索しているママもいたり、いろんな立場の方がいるけれど、共通するのは修復的支援の中で、不安や恐怖、怒りや不信感からは解放され、家族の意味や自分の存在とは何か、など、自分と向き合い、自分の問題を終わらせようとしていること。

それは生育の中で知らず知らずに獲得した、家族意識や対人関係パターンを理解し、より良い自分へと自己成長を目指しているともいえるでしょう。

加害者が悪い、親が悪い、と誰かを悪者にしても、自分の問題は解決しませんし、不安や怒りからも解放されません。加害者にコントロールされない自己信頼感、自己決定力、何より、どんな状況であれ、勇気をもって自己主張できるだけの自己肯定感が育たなければ、自分の人生を生きることはできません。

結婚するにも離婚するにも、自分は何者か、相手に何を求めているのかなど自分を理解した上で、相手と対話を重ねることなくして、納得できる結果にはならないし、単にお金や家族役割、あるいはその解体でうまく行くほど家族を作るのも解体するのも簡単ではありません。

結婚して幸せになれる、そんな家族幻想を信じて結婚しても、いずれ破綻してしまうか、仮面夫婦を続けるしか無くなるのがオチ。離婚にしても、自分の問題に向き合うことなく、相手から逃げるだけ、相手を責めてむしるだけでは、離婚が泥仕合いになって傷つきが深まるだけ・・。司法や弁護士はその点問題解決には役立ちません。

そんなこんなで、離婚した人も別居中の人も、ワーク参加で修復的な意識を持つことができ、世間では当たり前の家族の泥仕合いをしなくてすんでるありがたさは感じてもらえてる様子。

私もそんなママや子供たちからいろいろパワーを頂いてるかな、ありがたいことです。

 

 

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