一昨日、埼玉は国立女性教育会館(ヌエック)のフォーラムで、ワークショップを持ちました。
私の持ち分は日曜の最終コマだったせいか、外部参加者は少なくて、いつもなら立ち見も出るくらいだけれど、当日は二十数名。日本橋ワークに来てくれてる方達がたくさん来てくださいました。
例年は自治体の女性相談員や女性支援関連の方達がけっこう参加されてるけれど、今年は当事者の家族や民間の援助者が少しだけで、公的な立場の方は皆無でした。
それに、最終日ということもあってか、会場全体の人数も少なく、広い施設にまばらに人がいるという感じ。またワークショップでもDV関連はほとんどなくて、学生のグループがデートDVについてやってるだけで、アウェア関連のグループも見当たらないし、その他のDV支援関連のワークショップも見当たりません。一体どうなってるのか・・
女性団体がDV関連から撤退してる? 確かにここ数年シェルターの利用件数は減少しつつあるし、加害者プログラムも利用者が減っているのではないかと推測されます。そりゃそうでしょう。有効性の低いプログラムに高い金払いたくないしね。有効性が低いということが世間に認知されつつあるのかもしれません。
シェルターもその劣悪な環境や、利用でかえって心理的な困難が増したり、家族関係が余計に悪化したり、ということが世間に理解されだしたということでしょう。このネット社会ですからねえ。
その点、私たちは当事者性に基づいて支援しているので、シェルターも快適と言ってくださるし、脱暴力プログラムもそれなりに有効性もあるし、少しずつ、利用者は増えてきています。
ということは、DV支援もそろそろ根本的にあり方を見直さないと、予算だけ食って、利用者がいないし、その割にDVはなくならない、というバカなことになりかねません。
そうなる前に、専門家の方が素直にメンズカウンセリングを学びに来ればいいのにね・・と思うけれど、できないんだろね・・・メンツやら利権やらでがんじがらめだからねぇ。
やっぱし、当事者が力つけて支援しつつ啓発活動をやってくしかないんだろね。
メンズカウンセリング協会東京代表の中村さんと打ち上げ