DVやモラハラ、デートDV等の暴力問題・家族を巡る不安や問題のためのカウンセリング・ワーク・シェルター等の複合的支援を行っています。

日本家族再生センター

カウンセリング日記

人は変えられない、変えられるのは自分だけだけど、それも難しい

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最近はカウンセリング依頼も多くて、何やら日々バタバタしてます。今月もすでに35件ほどカウンセリングがあったし、この調子だと今月も四十数件になりそう。

今年になって毎月平均して40件以上のカウンセリングを行ってるけれど、多かった一昨年でも月平均35件ほどなので、このペースはかなりのハイペース。

それだけ、悩む人が多くなったと考えるのか、家族再生センターの支援が伝わりやすくなったと考えるのか・・単純に喜べることではありません。

ほんとは悩む人がいなくなって、みんな楽しく遊ぶ、そのお手伝いならどんどん忙しくなっても嬉しいことだけれど・・。

とはいえ、どこに行っても解決しない楽になれない、そんな方が私のところで回復し、幸せを掴んでくださるのはありがたいこと。それがあるから私もボランタリーなハードワークを苦にせずやれるというもの。

そんな私がつくづく感じるのは「人は変えられないけれど、自分を変えるのも難しく、自分一人じゃ変えられない」ってこと。

多くの人は確かに問題が起こった時に自分の問題として認知するのは難しく、相手の問題に転嫁して考え、相手を変えようとしますが、相手は抵抗したり自分の思い通りには変わらず、何れにしても葛藤は高まります。その行き着くところがDVや虐待なわけです。

そうではなく相手ではなく、自分の問題として捉え自分を変えることで相手や状況の変化を期待する、というのが心理的な対応であり、セラピーの基本。

けれど、自分を変えるのはとても難しい、本を読めば知識としては入るけれど、無意識レベル、体験の記憶やそれにまつわる情動や行動様式は知識では変わりません。

そこで私は体験記憶を書き換える作業を行います。過去の体験を語ってもらって、その状況に近い体験を追体験してもらいますが追体験では過去とは違う結果や感情を得られるようにし、過去の体験とは違う体験記憶を重ねていきます。それを繰り返すことで、過去に蓋してフラッシュバックに苦しむということがなくなっていきます。

ワークやグルメナイト、ランチセラピーの意味するところはそういうところ。他者との関わりの中でこそ、それは可能となります。身体感覚と記憶、これはセラピーにとても重要。ただ椅子に座ってモノローグを語っても、セラピーの質は高まりません。

けれど、体を張ってリスクを負ってクライアントと同じ世界に入って物語を紡ぐことのできるセラピストがどれだけいるんでしょう。

今の主流派アカデミズムでのセラピスト養成は、そんなことやらずに知識だけで解決する、なんて妄想を植えつけてるだけじゃないかしらん。

 

昨夜のディナーセラピーはチキンカツ定食。見捨てられ不安と愛着行動とにとらわれてるその方もやっとやっと、どうでもいいや、と手放せる境地に。

たまたま寄ったホームセンターで綺麗なアビスが売られてたので、うっかり買っちまったよー。実はこのシダ、センター立ち上げの頃から育ててて、数年前までは見事に育ってたけれど、なぜかかれちまって、寂しい思いをしてたので・・ついつい・・懐かしくてね。

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