カウンセリング日記

あなたは悪くない・・・だけじゃダメ

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被害者支援の現場で必ず伝えられる常套句「あなたは悪くない」が、意味するところはよくわかる。いわゆる暴力の被害者が暴力の原因について自分に非があるのではないかと自分を責めているとすれば「あなたは悪くない」と勇気づけるのは大事なこと。

けれど、そのあとに、悪いのは夫だと続くのは問題があります。善悪で判断するには双方の意見を聞く必要があるのは当然だけれど、その作業なしに相手が悪いと断言するのは問題を残すことになります。

また本人自身が加害行為を行ってたり加害者意識を持っている場合は「あなたは悪くない」という言葉は本人の気持ちに寄り添うことにはなりません。

昨日の女ワーク加害被害の様々な立場の母親たちが語り合いました。近況報告から話は盛り上がり私のワークも不要だったほど。

子供に暴力を振るわれた母親、子供に暴力を振るってしまう母親、夫に暴力を振るわれた妻、夫に暴言を吐いてしまった妻・・などなど、みんな母という立場だけれど、加害被害の立場はそれぞれ・・。

語り合って初めて分かるのは、加害被害の構造は、性別や親子など立場、関係にかかわらず、同じようなパターンになるということ。これは家族間暴力が、個人の悪意や価値観の問題というより加害被害の構造的な問題であることを意味します。

虐待に悩んでたある母親は、どこに相談に行っても「あなたは悪くない、こうして悩んで自分を変えようとしているのだから」と言われたけれど、ちっとも心は晴れないし、虐待は終わらなかったと語ってくださいました。

その方、今は虐待がエスカレートすることなく、子供に辛く当たることはあっても、子供との関係は悪くなってないし、子供もけっこうたくましく育っています。

何年か前、初めて私のところに来られた彼女に私が言ったのは「そりゃしばきたくなるよねえ」ということ。

親との関係や夫の関係、子供の状況などなど様々な厳しい状況があれば、誰だって暴力的になってしまいます。虐待を止められない自分や自分の怒りを受容してもらい、止められない不安に共感してもらうだけではなく、虐待に至ってしまうメカニズムやそこから離脱する現実的な方法についてちゃんと説明を受ければ、どれだけ安心できるか・・

けれど、この加害者に対する受容・共感・脱暴力支援の提示ができる援助者はほとんど存在しません。虐待やDVは許されざる犯罪であり、その犯罪から被害者を守り犯罪を止めさせるのが援助者の仕事、と考えているからでしょう。その考えでDV・虐待がなくなるのなら問題ないけれど、なくなるどころか現実には逆に増えてます。その支援で飯食ってる人たちは、無くならないことで飯が食える、なくなったら困るという利権構造化しているのも事実。

そんな現場で使われる言葉「あなたは悪くない」がどれだけペラい言葉か・・当事者はよくわかってる。相談員、援助者はそのことに気づいてない(笑)

 

女ワーク恒例のランチはベーコンあさりパスタ、デザートはコーヒー、チョコレートケーキ

 

 

 

 生後三ヶ月なのに首が座ってるぅー。かわいいね♫

 

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