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支援もなく煽られる男たち・・・結婚は気をつけて・・ 

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私のカウンセリングの半数以上は男性ですし、DVやモラハラの加害者とされた人も少なくなくありません。よく聞けばどう見ても、被害者なのだけれど、男性被害を立証・立件する仕組みがないから、夫婦間問題が起こった時には夫が加害者としてしか、法律や制度が動き出しません。

男女共同参画の相談室や、配偶者暴力相談センターでは、看板は配偶者、男女としているけれど男性が被害者としての仕組みにはなっておらず、女性の被害相談でしかありません。もちろん、その相談から繋がれる男性用のシェルターも無ければ、DVのみならず、心理や暮らしなども含めた総合的な相談窓口も、支援センターもありません。男たちに対する支援は圧倒的に薄いのが現実です。

もともと、男たちは女たちに比べて経済力とか社会的地位とかがあり、社会的強者であるから救うべきは女性という、フェミニズムの思考があっただろうし、それも間違いとは言えません。

けれど、昔のような会社で男の人生まる抱えしてくれる時代はとうに終わってるし、大手も正社員は少なくなり、子会社、下請け、嘱託や派遣、などの不安定雇用が主流になりつつある今、男が経済的強者であるはずはありません。

むしろ、稼ぐのは男(でも使うのは女)という性別分業意識が、男自身を縛ってて、稼げない男は二流三流と思い込み、稼げる仕事(正社員)になれないという葛藤を背負わされてしまいます。

また性別分業意識に違和感を持たない多くの女たちも、当面稼げる男と結婚できたから、安定した暮らしが保障されたような錯覚を持ってしまって経済的自立を放棄してしまいます。けれど、稼げる男たちも会社の景気次第でいつ左遷されたり、倒産したり、首になるかわかりません。社会経験の薄い女たちは男たちのストレス社会での葛藤には無自覚。

このあたりの意識的なズレが男の労働過密や女の育児不安と相まって、家族間の不信や対立になってやがてDVやモラハラの夫婦間葛藤に発展します。お互いコミュニケーションスキルも自己肯定感も低いからいったんこじれ出したら、相互信頼は簡単に崩れてしまいます。

で、事件になった時には、男=強者=加害者、女=弱者=被害者の文脈で処理されてしまいます。暴力のダメージは圧倒的に男が強者ですが、頻度に関しては概ね3対2というのが統計上の男女比です。また暴力ではなくて、言葉や態度などの支配や攻撃では、男女差はないのではないかというのが私の実感。

むしろ言葉や生活スキルという意味では、生活の場を支配している女の方が圧倒的に優位です。先日来談された男性もこの数年で数千万という金を妻に使い込まれていて、その使途を妻は絶対に明かさないという事例もありました。

家族に問題が起こった時、女性は女性相談なり、法律相談、福祉相談、など様々な相談窓口に行けるけれど、男性はそもそも相談窓口に行くこと、電話することすらできません。仕事してますから。また、そもそも男性が気軽に相談できる男性相談というものがそもそもありません。

私は日本で初めての男性相談『「男」悩みのホットライン』の立ち上げのメンバーとして二十年以上前から男性支援に関わったけれど、当時は男性支援という言葉も仕組みもありませんでした。

最近でこそ、行政も男性相談をぼちぼち始めてるし、内閣府も男性相談マニュアルやら加害者支援団体の調査報告などを出してて、男性対応について動き出してはいるものの、内閣府男女共同参画が、旧来の女性弱者と言うバイアスでしか考えない研究者とつるんでるから、ほんとうの男性支援にはなるはずもなく、ただのアリバイ作りにしか思えません。

実際常に最先端の男性支援をやってきた私はマニュアル作りにも調査報告にも一切問い合わせも依頼もなく、蚊帳の外でしかありません。まあ男女共同参画に関わる専門家には私を排除しないと不都合な人たちがたくさんいますからねぇ(笑)

そんな実効性のない男性支援を行政主導でやっても、女たちがカモられる女性支援にしかならなかったのと同じく、男性支援も辛い男困り果てた男たちが金ヅルに利用されてしまう仕組みにされてしまうのではないかと危惧する私です。

ほんと、自殺するのも多くは男、早死にするのも男、幸福度も低いのも男、事件を起こしてしまうのも男、こう言った男をめぐる「男性問題」を、旧来の男は強者=加害者としてしかみないジェンダー研究者、男性学研究者が、ちゃんと研究することなく、彼らはフェミニストに追随して飯を食ってます。このお粗末。

ああ、男たちに未来はないのかー・・唯一のかすかな希望は真のメンズムーブメント「メンズカウンセリング」や「家族再生」にあるのかな。その流れの中で私が男たちに伝えるとすれば「結婚には気をつけて」
「迷ったらすぐに私に連絡して」ということ。もちろん男だけではなく、男の問題で困った女たちもね。

そうそう、昨夜はナイトランとナイトシネマを楽しみました。ランニングは自宅から八キロの東宝シネマまで。シネマはユアンマグレガー主演スザンナ・ホワイト監督、原作はル・カレ、リアルなスパイと諜報機関、それらの家族をめぐるドラマです。ヒューマンドラマとしての映画としても十分楽しめます。おすすめの一作。

人は誰を信ずるべきか・・・やはりまず自分。自己信頼がなければ家族も他者も信頼できませんよね。

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