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カウンセリング日記

はぁー、涙と笑いの初コラボライブ in 長野

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三月末日日曜に長野で初コラボライブ・・・やってきました。コラボというのは、ピアノ演奏と私のお喋り・・・

ことの発端は二年前、私のワーク参加者でもあるピアノ教室のセンセのA美さんのコンサートに行った時に、そのピアノがとても素敵だったので、なにか一緒に表現したいなってふと感じたことから。とはいえ、私は楽器もできないし歌うこともできません・・・だからこらぼるとしても私の語りとピアノをかさねるだけ・・・なんだけれど。

で、そのイメージもつかないのでしょう、A美さんはそんなの無理って即却下でした。その後も何度かお願いしたけれど、ことごとく無理、ダメ・・で断られていましたが、私が癌でステージ4とわかって、将来がどうなるかよくわからんってことになってから、A美さんの気持ちが変わったのか、年明け頃にやっとOKがでて、ピアノとトークのライブということで3月末に行うことになりました。

とはいえ、ピアノを置いてある会場はどこもけっこうなお値段がします。私のおしゃべりに金払ってまで聴きにくる人はほとんどいないし、(ご当地の感覚ではコンサートはたいてい2000円でも難しいらしい)A美さんのピアノコンサートにしても2000円が限界で、会場費を賄うには、よほどの人数を集めないと難しい・・私とのコラボとなると、???となって、誰もこないとなると、大赤字も予想される・・・という状況。

そこで考えたのが、会場費を抑えるために、A美さんのレッスン部屋で行って、食事をつけるってのはどうかと・・そしたら、そこそこいけるのではないかということになり、ビッフェスタイルの食事付きで3500円ということに落ち着きました。二時間半のピアノとトークライブのあとディナービュッフェで二時間という内容・・・A美さんは、この値段ではどれだけきてくれるか心配とかぼやいてましたが・・・一応その内容でチラシはとても素敵なチラシを作ってくださいました。

で、A美さんがそのチラシで某コーラスグループなどで参加者を募ったところ、あっという間に募集定員を満たしてしまいました。なんと・・

となると、予算的には安心ですが、今度はお食事の準備が大変なことに・・20名が満足するビュッフェスタイルでの料理となると・・材料の買い出しとか調理とか、私はA美さんちのキッチンはまったくどんなものかわからず、時間と道具の兼ね合いも考えないといけないので、メニューの決定もとても難しく、最終的には当地に行って決めることにして、とりあえずラフな予定を組んで、前夜入りすることに・・・

したけれど、前夜入りでは当日は買い出しで終わって調理は不可能(バスが一日一本か二本しかない)・・となると前前夜入りして、前日に買い出し、仕込みを行って、当日朝から昼までを調理・・昼すぎから、トークライブ本番というタイムスケジュールに。これすら、初めてのキッチンで二十人分のビュッフェを作るのはとてもとてもハードワーク。

というわけで、当日は朝六時から起きてクッキングでなんと六時間ぶっ通しの調理。慣れないキッチンなので倍ほどかかる感じ。とはいえ、なんとか20品ほどのメニューを時間内にこなしました。

そのあとはひと息付く間も無く、トークライブに・・で、なんとA美さんもうのっけから感情が爆発で・・・ぐだぐだに・・・ご本人もその理由がはつきりしなかったとのこと。

きらきらしたピアノのせんせ・・ではなく、八年ほど前、死にかかったころにカウンセラーに救われ、少しずつ力をつけたことでやっと数年前にピアノを・・・自分のピアノを自信をもって教えることができるようになって・・看板をあげ、だれにも縛られないまったくのフリーで自分らしくピアノを教えてきた結果の今日のイベント・・その歴史の重さがA美さんの感情を爆発させたんでしょう。というのが私の理解。

私の語りとA美さんのピアノが交差し、二時間半があっというまに過ぎてしまいましたが、A美さん、演奏中もトーク中も涙が止まらないようで・・時には私との掛け合いで笑いがでてくるも、それすら笑いの涙・・はぁー・・私もいっとき、感情が溢れて喋れなくなってしまいました。流石に号泣はしなかったものの・・・まさかの嗚咽の二分間でした。

会場の参加者も・・涙する人が何人もおられました。二人のトークにみなさん大きくうなづくこともしばしばあって、A美さんの思いはたしかに参加者のみなさんにも伝わっているのがわかります。

そうそう、このコラボトークライブ、例のドキュメント映画づくりの材料にしたいと、もりこさん、私を収録するということで、前日の私の買い出しから調理・・トークライブと・・その様子を全てカメラに収めてくれたようでした。どんなショットになってるのやら・・彼女、クツキングのお手伝いもしてくださつて、随分と助かりました・・感謝です。(笑)

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