昨日の池袋セッション・・ミニゼミは対話の難しさについておしゃべり。対話の難しさ・・・それはまともな対話を学ぶ機会がないから、と言うことに付随して、対話を楽しむ文化が失われ、対話を阻害する一方的なコミュニケーションに満ちていること。家庭でも、学校でも、職場でもトップダウンの一方的な情報の流れが主流で、それぞれの言葉のキャツチボールから生まれる楽しさや相互理解、が生まれる余地がないからと私は考えます。
おそらく、それは近代化や生産性の向上という資本の論理が働いているでしょうし、また現在多くの人々はゲームやSNSに費やす時間も多くなっているけれど、それは生身の感情のやり取りから得られる対人関係の構築や自己信頼感の構築の困難さとも無関係とは思えないような気がします。結果、不登校やら引きこもり、発達障害、対人恐怖の増加ということにもなるでしょうし、心理的な社会病理の深化ということにも繋がっていくのだろうと思います。
で、そんなことにならないように、対話が一体どういうもので、どうすればいい対話を目指せるかというワークも2題。その後は女だけのワークを一つ。
とはいえ、女だけといいつつ私が男であるというのも事実なんだけれど、参加女性の多くは私をあまり男と意識していない様子。私がジェンダー領域でさほど男らしくないこと・・・セックス領域でも最近はホルモン療法のおかげで身体までもが男性性を失いつつあるからかも・・なんて、ことで盛り上がりましたとさ。