DVやモラハラ、デートDV等の暴力問題・家族を巡る不安や問題のためのカウンセリング・ワーク・シェルター等の複合的支援を行っています。

日本家族再生センター

グループワーク 支援・援助論

問題が問題だ・・・真の原因と解決法

投稿日:

私のところには、いろんな問題を抱えて困り果ててる方達が問題を解決しようとして来られます。その方達、夫だったり、妻だったり、親だったり子供だったり、そんな家族のことで悩んでおられたり、仕事のことや、お金のこと、体や心のことで悩んで、どうにも出口が見つからず、困っておられたりしています。

問題が拗れる前にきてくださってたら解決も楽だけれど、こじれ切っていては解決も簡単ではありません。とはいえ、いずれにしても私なりの問題解決には基本的な考え方(援助論)や、支援スキルがあり、それは世間一般の支援者やカウンセラーとは異なっているものと思います。それを私はメンズカウンセリングと呼んでいます。

メンズカウンセリングについてここで詳しくお伝えすることはできませんが、その概念の概略を説明するとすれば・・・そうですね、本人が解決したいと考える「問題」とは一体なんで、なぜそれが本人にとって問題なのかを考えてもらうということ・・・。要するに、相手の問題と思ってることを自分の問題としてリフレーミングしてもらうということ「人は変えられない、変えられるのは自分」ということです。

その人にとって「問題」が問題であると考える価値観や、その価値観に導かれる情動・・それらを作り出した過去の体験やらその時の情動や記憶・・・世間で言うトラウマというところですね。アドラーや認知行動療法の考え方では、この過去の体験からくる情動を軽んじているように思えて、私はさほど重きを置いてないのですが、かと言ってトラウマなどの過去の記憶を引き出して言語化するだけでも、不十分と思う私、過去の体験やそこからくる情動を、新たな物語として書き換える「人生物語の再著述」というナラティブの技法もとても有効と思って利用させていただいています。

さらにナラティブで、物語の共著者としてセラピストがクライアントと関わる時、セラピストの人生物語が抑圧的な権力社会に依存して成り立つ物語としてある場合、抑圧されることで病理化したクライアントとは、相容れない深い溝が生じてしまいます。この深い溝を乗り越える可能性を持つのがメンズカウンセリングということでしょう。詳しく語るには字数が足りませんが、私がしばしば言うところの「共犯者」になりうるかと言うところでしょう。

クライアントがクライアントたりうる価値観や言動があるわけだけれど、それらは実は私たちが学ばされてきた、思考の枠組み、いわゆる与えられた情報によって成り立つ思考パターンによって、クライアントをクライアントたらしめていると言うことです。ですから、セラピスト自身が自己の価値観や情動を俯瞰してみるためにクライアントの体験や感情を理解すると言うこともとてもセラピーには重要で、クライアントの下に立つ(understand)ことが真に理解するということと考える私。

そのことを実践できた時、クライアントは世間の抑圧や不条理という鎖から解き放たれ、真の自己実現へと歩み始めることが可能となるのです。言ってみれば、あらゆる価値観から解放されたところでセラピストがクライアントに寄り添うことで、クライアントは自己の尊厳に気づき、新たな人生物語の再著述が始まると言うこと。

でもねー、これって難しいんよねー・・立派なセンセになればなるほど、大きな溝を作ってしまうことになるからね。私の知ってるあのセンセもあのセンセも、多くの立派になった彼らは、自ら大きな溝を作ってしまったんよね・・支援者としてはクソになっていくけれど、世間では立派なセンセに成り上がっていく・・そんなところかな。

ところで、これからの世界がどのように変わっていくのか行かないのか、その大きな節目の時代という「今、現在」なんだけれど、いかに私たちがその世界について正しい知識を奪われてきているか・・その片鱗を垣間見ることのできる動画を見つけたので、みなさんにお知らせです。ここ二百年ほどで、知るべきだけれど知らされてない情報について少しわかりやすく解説してくださってます。消される前に見ておいてくださいね。

https://www.youtube.com/watch?v=0dGhYAKBnAA

そうそう、今日は女ワークでした。リアル参加、オンライン参加併せて八名ほどの参加でした。お題は「レスキューツール」でした。しんどい時、辛い時、困った時・・どうやって解決するか、しのぐか、やり過ごすか、など、その具体的な方法について出し合い、学び合うというワークです。

しんどい時は寝るとか、休むとかいう人もいれば、楽しいことをする、面白いことをして考えないようにする、とか、時には依存に走るとか、人に聞いてもらうとか・・いずれもその人なりの方法で、それは人様々・・いろんな人がいろんなツールを持ってるし、それを参考に自分のツールを増やせたら、生きるのも楽になるよねってお話でした。

 

ワークの後のランチは冷やし中華・・とデザートのスイカ・・うまかった・・あっ私はこんにゃく麺でしたよ。

ブログランキング参加しました。読んで良かったら、ぽちっしてね♫
にほんブログ村 家族ブログへ

-グループワーク, 支援・援助論
-, , ,

Copyright© 日本家族再生センター , 2024 AllRights Reserved.