昨夜はメンズクッキング・・・参加者は女性四名、男性二名・・・メニューは手まり寿司、粕汁、ほうれん草白和え、茶碗蒸し、フルーツカスタードタルトでした。
男二名は、私の指示に従って慣れない手つきで料理をするけれど、合間合間に女たちのオーダーが入って、しどろもどろに・・・(笑)やがて、それなりに料理は出来上がって・・・
家族に限らず、他者の欲求を満たすためのサービスが自然にできるか、気持ちよくできるかっていうのは、人間関係にはとても大切。しかも、そこにお金が介在しなくても、そういったことが可能かどうか・・・これはその人の人間的な魅力に影響してきます。
しばしば男たちは世間の価値観=男は経済力とか、権力、とか権威とか身体能力とか、いわゆる他者と優劣で測る「力」が大切と刷り込まれています。そこでは他者に対する思いやり、配慮、いたわり、共感などのメンタリティーが欠落しがちです。
そんな男たちが、家族との人間関係をうまく構築できなかったとしてもそれは必然といえば必然。近代のジェンダー社会の病理が問題の本質です。この視点に思い至らず、DVモラハラは犯罪です、やめなさい、と権力的に教育しても、その方法論がすでに自己矛盾です。
というわけで、人間関係をより心地よいものにするためのノウハウであるとか、心地よさへの気づきであるとか、それを実感してもらうのがメンズクッキング。昨夜の二名の男たちは両手に華のお姉様方にご奉仕することの意味と喜びを、少しは実感してくださったでしょう。お姉様方も随分と楽しそうに過ごされていました。お姉さまは数時間、ただ食べて喋って・・・だけで千円なんて・・・お姉さまにとってもとっても魅力的なメンズクッキングだと思うけれどね。