DVやモラハラで、傷つけたり傷つけられたり・・・・このご時世どこの家庭に起こってもおかしくありません。そんなとき、とかく誰が悪いかどれほどひどいか、など、どちらか当事者のせいにされて、一方が加害者他方が被害者と見立てられてしまいます。特に、加害者とされやすいのは男性です。けれど、現実はそんなに簡単ではありません。加害被害は性別では決められません。
また、DVは治らない・・・だから、逃げるしかない、離婚するしかない、連絡を断たないと危険・・・などなど、過剰な防衛的態度が、返って問題をこじらせ、事態を悪化させ、被害者の安全安心を奪ってしまうという、現実があります。また加害者とされた方の脱暴力支援もないから、実際、追い詰められた加害者が余計に感情が高じて危うい行動に出てしまうことになりかねません。
こんなことにならないよう、加害者と言われる人たちには、適切な脱暴力支援が、被害者と言われる人たちには、それなりの回復のためのケアが必要です。分離するだけだけでは本質的解決はできず、傷ついたままの家族は問題が連鎖していきます。けれど、そんな加害者・被害者ともに支援する施設は日本にはどこにもありません。こちらの施設を除いては。
また、そこまではできないけれど、とりあえず、加害者のための教育的なプログラムを行うところも、日本では何箇所かありますが、どこも都市圏で参加不可能だったり、ファシリテーターの質が低かったりで、有効なDV支援とは言えません。
というわけで、家族再生センターでは、京都、大阪、東京以外の地方にお住まいで、相談相手もなく、脱暴力支援もなく、回復、修復プログラムもなく、警察や行政や司法、被害者支援などで相手にされなかったり、二次被害を受けてしまわれたりした当事者の方達のために、今月末に「お泊まり30時間ワークショップ」を開催します。
10/31〜11/1 の二日間で、半年分のワークショップをやってしまいましょう、という企画です。日頃からまともな支援に繋がれない当事者の方達、および、メンズカウンセリングや当事者支援について、学びたいという方達には、ぜひ、この機会を利用して抱える問題を解決したり、遠くても支え合う仲間たちとのネットワークを構築してください。参加費は宿泊費、食費込みで、一万円です。場所は京都府南丹市八木町野条南条14の転生庵です。お問い合わせ、ご参加、お待ちしています。