DVやモラハラ、デートDV等の暴力問題・家族を巡る不安や問題のためのカウンセリング・ワーク・シェルター等の複合的支援を行っています。

日本家族再生センター

カウンセリング日記

先は長そ・・・DV・虐待を無くすまで・・

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今日は、横浜で、児相関連の方達のための研修会に参加。全国から二百五十名ほどのいわゆる専門職の方たちが集まってます。研修会は昨日今日と二日間にわたる結構ハードなもので、私が受け持ったのはその最後のセッション、三人の支援者によるパネルシンポでした。

与えられた時間は40分、当初20分だと思い違いしてた私、さほど資料も用意せず、簡単なデータだけの資料にしてました。で四十分を如何に効果的に話すかって所だけれど、今から思えば、パワポを使って写真を使えばよかったかなと、反省。

で、その四十分、早口であれこれ語ったけれど、ホールが乾いてて、すぐに喉が乾いてきて、どうにも話しづらい、なんども水で口を潤わせました。が・・・どれだけ伝わったかなあ。難しいことは極力しゃべらず、加害被害性別年齢を問わずどんな方も支援の対象にしてる支援だということ、セラピーに家族機能をもたせているという事、シェルター、グループワーク、カウンセリング、グルメナイトなど多様な支援をワンストツプで受けられる複合的支援だという事、カウンセリングは女性が多いという事・・などなどについておしゃべりしました。

一応、パンフのコピーも挟み込む形にしてるので、私の話で興味持った方はネットで私の事を調べるでしょう。私以外の演者の資料を見ても、いろんな方の会話を聞いてても、やはり専門職の方たち、支援する者と支援される者という(権力)構造についてほとんど無自覚、「無自覚な当事者を如何に治療構造に乗せるか」と、十数年前に大御所が語ってたその意識は今も変わりません。DVや虐待がなぜ減らないのか・・あまりわかってないんでしょね。

そして、婦人相談、女性相談のDV相談件数がここ数年減少しているのに警察の相談が増えてるのはなぜかわからないと何人もの方が不思議がってたけれど、私にすれば当然、相談の意味がないシェルターも問題解決にならない、という現実を世間が理解しだしたということ。ネットではそういう情報も沢山出始めていますからねぇ。実際、私の所では女性の相談が増えてます。

DVも虐待も社会病理であり、その病理社会の中で当事者と援助者という立場(権力構造)が発生し援助者が権力を行使する事で問題を解決しようとすることの限界について、ほとんど理解できていないのを実感。DVや虐待はなくならないどころか、悲劇はいつまでも続くんだろね。問題はシステムを作り、システムは問題を必要とする・・ナラティブでいう所そのものです。

その辺りの事を伝えたいけれど、それは伝わらないだろうと思って、わかりやすく、治療や教育、更生という立場では関わらず、援助者も当事者もともに成長する関係で支援を続けているとまとめました。最後は「DVはなおる」そんな支援があればね、と締めくくりました。

 

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