カウンセリング 支援・援助論

夫婦は対話不全・・家族は危険・・・ファンタジーが崩れたら

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今日も急な依頼があって三件のカウンセリングとなりました。いずれも夫婦間葛藤やら家族間の対立の問題。もちろん、私の仕事上、家族の問題が主訴になるのは当然だけれど、世間ではDVや虐待の相談件数はこの十年ほどで激増していると言っても嘘ではありません。もちろん必ずしも実数が増えている訳ではありませんが。

で、表面的にはDVやモラハラがあったり浮気や借金などの問題も絡んでくるわけですが、世間の問題解決の方法論として、警察や司法の手を借りるということが一般的。けれど、それらは表面的な問題に対して、どちらが悪いか、を判定し、加害者に制裁を、被害者に保護、弁償をとなるだけ。問題の原因には踏み込まないし、相互の対立や誤解をなくして修復的な解決を目指すことにはなりません。相互の争いによって傷つきや憎しみを増やすだけ。いわゆる修復的司法は機能してないし、修復的支援も存在しません。

で、私は弁護士とは違うし、警察でもないし、裁判官でもありません。ジャッジもしないし、懲罰も与えられないし、また一方的な支援にならないよう、極力中立的な立場で関わるよう心がけています。表面的な現象や言動にあまりフォーカスせずに何が問題か、なぜそんな問題が起こるか、その辺りを対話の中で探るようにしています。そのことで、クライアントは相手をコントロールしようとする思考から自分自身の情動にフォーカスすることで、問題の本質を理解する思考に変化していきます。

多くの方が抱える根源的な問題に家族ファンタジーがあります。性別分業意識に基づいた家族役割意識です。賃労働、家事労働、育児、などの役割意識と、貞節を愛と勘違いする思い込みから家族フアンタジーは構成されるけれど、それが虚構であることには思い至らず、それが真実と思い込んでしまっています。だから結婚したら「おめでとう」と無責任に発言してしまうのに、その無責任さには誰も気づきません。

というわけで、仕事やら育児やらで想定外の出来事が起こった時にたちまちフアンタジーは崩れ去って、その原因もわからないから、相手に裏切られたと、相互に不信感を募らせてしまいます。それがいずれモラハラやDVになったり借金や浮気、になったりするのは、当然と言えば当然だけれど、その表面的な問題にとらわれて、結局自身のファンタジー問題には思い至りません。

他人だったら許せるのに家族だから許せないことは多々あるでしょうし、逆に家族だから言えないで我慢してしまうことも多々あるでしょう。いずれも他人ではない特殊な関係で縛りあってるのが家族であり、家族ファンタジーでしょう。所詮夫婦も親子も他人です。他人がより近いところで関係作るのだから、しっかり対話し、相互信頼を深め、お互いの対等で自由な関係で相互扶助(相互依存ではなく)の関係を作れるかどうか。それができれば、世間がどうであれ、自分たち家族の幸せを保つことも可能でしょう。

けれど、そこに行き着くのは簡単ではありません。セラピストを含めほとんどの人が、そういったファンタジーの由来の価値観の中でそれに依存し生きているのだものねぇ。

で、今日も、「そんな家族なら、遠慮せずに切るのもありですよね」と背中を押したり、「とりあえずATMを壊さずメンテナンスすれば、離婚してもしなくてもいいしねぇ」なんて相手からすれば失礼なことを言うわけだけれど、本意は法的な対立を避け、相互信頼のための土俵作りというところを助言したわけ・・・

ランチセラピーではうどんとバナナケーキでした。

近所の花屋さんでかった花たち。寒いと長持ち。もう十日くらいかな。

そうそう、明日の東京新聞、見れる人は覗いてみてくださいね。

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