支援・援助論 日常

加害者を叩きたいの? 虐待なくしたいの? どっち?

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虐待報道やら殺人事件報道が後を絶ちません。統計的には毎年百人くらいは子供が虐待で死んでるけれど・・出すんなら事件の概要を客観的に事例全部出せばいいけれど・・いつも感情に訴える表現ばかり・・

統計的な数字だとリアリティーがなくて、感情に訴えられないしね。子供の命を大切にっていうんなら、シリアでミャンマーで、アフリカで・・どんな過酷な状態に多くの子供たちが置かれ、命が奪われているか・・その辺りも客観的に報道してほしいけれど・・・・

日本の子供の命の一つや二つ・・と言うつもりはありません。どの命も大切です。けれど、その命がどうして奪われたか、どうすればそんな事件を防げるのか・・その辺りの冷静な判断を促すような報道はついぞ見当たりません。

こんなかわいそうな事件がおこった、加害者がどんなひどいことをしたか、どうしてそれを放置してたのか、児相はどうしてた、警察はどうしてた、学校はどうしてた・・そんなとんちんかんな責任追及ばかり。ほんと見てて腹立たしいというか、お粗末というか・・。

加害者がいきなり加害者として存在したわけではなくて、そこに至るプロセスがあり、そのプロセスには、本人や家族だけの問題ではなく、多くの支援者、関係者の不作為やら誤解、限界やらがあり、その背後には、行政の構造の問題や法律や制度、世間の価値観の問題があります。加害者だけの問題ではないし、支援者だけを責めて解決するわけでもありません。

ましてや、児相の権限を強化することで防げることもあれば、逆に余計に事件化しやすくなることもあります。はっきり言いましょう、今の社会であれば、どんなに注意してても虐待は必ず発生するし、完全に防ぐことはできません。交通事故と一緒です。

罰則の強化だけではなく、原因となる要因に対する対策・・注意標識をつけるとか、カーブミラーの設置とか、道路の拡幅とか・・事故の起きにくい交通システムにしていく努力が不可欠。同じように、育児がしやすくなり、当事者が孤立しないような、支援のあり方を整備していくことも不可欠。

なのに、育児が困難になる福祉状況、経済状況には言及せず、当事者や児相の問題だけに意識が向くように報道されてしまいます。そんな報道ではなく、政府が予算をでたらめに使っていることの方がはるかに大きな問題で、そちらを改善するような報道があれば、政策を変え、虐待死は確実に減らせるのにね。

政府は実は子供の命より、トランプのご機嫌の方がはるかに大事で、そっちに何百億と金を使う・・。子供のための予算なんか考えてもないし。児相の予算より先に、国民の所得の増加、福祉予算の拡大を目指すべきでしょ。そうすれば、虐待は減るしねぇ。でもやらないんよね、箱物つくることで、職員をコントロールし、親子の引き離しを容易にする。あたかも行政は頑張ってるみたいなイメージを流布して、問題の本質から目をそらせる。

虐待だけでなく、DV支援でも同じ構造。一見、被害者のためと、莫大な予算を使いつつ利権構造からくる票を確保する。当事者のための法律や制度にならないように、マスコミを使う、司法をコントロールする。

当事者の方はそんなでたらめなことをいやでも理解させられるけれど、その事実を当事者が語ってもマスコミは相手にしない、動かない、。下手に当事者の声をひらっても世間にバッシングされるだけ。世間は当事者を叩くの大好きだからね。かくして暴力の構造は変わらず、悲劇は繰り返され、おバカなネット民がバッシングしておしまいってことに。

ほんとに虐待をなくしたいと思うなら、なぜ事件が起こるのか、その辺りのことを冷静に俯瞰してほしいものです。また、自分ができることはなにか、小さなことでもやってほしいものです。電車で泣いてる子供に手を焼くママに、大変やね、お疲れさん、と一声かけるとか、近所の新米ママを通報するのではなく、大丈夫だよって、一声かけてあげるとか、何かお手伝いしてあげるとか、そんな隣人の援助が一番の虐待防止になるでしょう。

監視・通報のシステムが強化されるほど、孤立が深まり、虐待は潜在化し重篤な事件になる可能性すらあります。問題の本質を取り違えるような、虐待報道には、違和感を超えて悲しみや怒りすら感じる私です。

文科省がなくなれば、虐待は減るのではないかと思うのは私だけ? 虐待やイジメの本丸は文科省だし官僚だし、官僚に忖度させる安倍政権だわ。

 

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