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日本家族再生センター

カウンセリング日記

コントロールしない男たち・・・メンズクッキング修行

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今日?昨日?は月一恒例のメンズクッキング。離婚体験やら別居やらの男性三名と同じくの女性三名、それに子供たち二名と私、計九人の集まりとなりました。

メニューは、鯖寿司、さんま寿司、茶碗蒸しに、ほうれん草の白和えに、かす汁、デザートはイチゴタルト。

なれない手つきだけれど、真剣に。私はバタバタと作業を進めます。

さんま寿司、と焼き鯖寿司

 

 

 

バタバタで作った割には、上品で美味しくなりました。さすが自画自賛。

食べわった後も、女と男の対話は続きます。DVだの離婚だのと。ベテランの男たちは、さすがにコントロールを手放せているのか、女たちも安心して話せるし、笑いも絶えません。

世間では、DVとは暴力の問題ととらえられやすく、いわゆる加害者が、暴力はもうしない、反省してる、と言う言葉で、問題解決したと思い込みやすいけれど、それでは解決しない問題があり、そのあたりはなかなか理解されません。

私は、暴力の問題解決はさほど難しくない、と言い切りますが、それでDVが治ったとか解決したとは考えません。パワーコントロールに依存している限りは、問題は解決していないと考えます。

経済力や、知識、威圧的な態度、など、コントロールパワーで相手を自分の思い通りにコントロールしようとする行動様式や無意識の情動があるうちは、DVは終わってないのです。またその問題を終わらせるのは簡単ではありません。一年、二年・・年単位でゆっくりと変化していくものですから。

今日のベテラン男性、四年、五年と関わってるけれど、それでも油断するとひょっこりコントロール欲求が暴走してしまってることに気づいたりもするとか。相手が自分の願いとは裏腹な言動をしたとて、それが嫌なら嫌と言うだけで、相手のことに関する相手の言動には相手に委ねるだけでいいということ。

コントロールするよりも、不思議と相手のことは相手に委ねた方がうまくいくし、関係は悪くなりません。けれどこの感覚、強弱優劣でしか対人関係をつくらない多くの男たちにはなかなか理解できないようです。

実際、ある方は相手に委ねたらいいとの私の助言に従ってたら、離婚後もしょっちゅう妻子がうちにやってくるしありがたいものだと、ブログに綴っておられます。

ほんと人の心はパラドックス、追えば逃げるし、縛れば暴れます。ほんとはね、あれこれ言わず、しっかり聞いて共感し、それに対する自分の考えというより感情を伝えるだけにとどめておけば、こじれることは少ないし、相互理解、相互信頼は進むんだけれどね・・・なかなか、この感じ、男には理解が難しいみたい。

こんな話、夫のコントロールに疲れ果てた妻たちの似たような話を昨日は三人から聞かせていただきました。ほんと、困ったことです。ほんとはみんな争いたくないのにね。

 

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