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日本家族再生センター

カウンセリング日記

こんなんでDVが治るの ? ぬるいプログラム・・・

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昨夜は女一人も含む男の非暴力グループワークでした。折からのゲリラ豪雨で出足も悪かったけれど、ぼちぼち参加があって、結局八名でいつもながらのワークになりました。

ファシリは私、お題はこのところ愛用してた「あなたを動かすエネルギー」で、判断や行動のモチベーションになる価値観とか動機について自己洞察していただきました。

面白いのは、関東の某プログラムの参加者がたまたま参加されていたこと。日本橋のワークでも、やはりその某プログラムの体験者が何名か参加されてて、その方達が異口同音に話されるのが、メンズのプログラムは、何やってるのかよく分からない、こんなぬるい内容で加害者が変わるのか?という疑問の言葉です。

ですが、そのわけのわからないぬるいプログラムに二時間ほどいると、参加者のおバカな語り、本音の語り、笑い声、くつろいだ様子などが、とても快く感じられて、なんかわけわからんけれど、楽になれた、面白かった・・という感じを持たれるようで、わけわからんけれど、また行ってみようということに・・・

そんなこんなで数ヶ月参加してくださってるうちに、自分の感じ方やら考え方、態度がなんとなく変わっていることに気づいたり、人に少し変わったね、と言ってもらえたりすることもあるようです。

これは、思考レベルの変化ではなく、もっと無意識に近いところでの情動レベルでの変化なので、本人の意識とは別に変化が起こっているということ。だから本人もなぜ変わったか、どう変わったのか、言葉で説明することも難しい。

翻って、世間に多くある教育プログラム、更生プログラム、加害者プログラムというのは、権威や権力、知識などコントロールパワーを用いて、当事者の意識を変えようとするもの。それにははっきりした回復のための理屈が前提にあります。

けれど、無意識領域は合理性や客観性、いわゆる理屈で動いているわけではなく、主観的で非合理的、相対的。むしろ量子的な動きに基づいています。

この無意識領域での変化がなければいくら学んでも、狡猾な加害者に成るか、変化しないバカな加害者になるしかありません。私に言わせれば、世間のプログラムの有効性が低いのは、この無意識領域での変化に対するアプローチがないから当然といえば当然。

とはいえ、私のプログラムに理論がないのではありません。はっきりした理論や構造があります。けれど、それはファシリが理解してたらいいことで、当事者に伝えるのは二の次です。理屈がわかることより、非暴力、ノーコントロールへの人格的変化が起こることが大切。

というわけで、理屈では理解不能な異空間、メンズカウンセリング理論による「男の非暴力グループワーク」昨夜も乗りに乗って、みんなしゃべるしゃべる。ワークの後も食事する人、コーヒー飲みながらの人、おバカな話は続きます。さすがに私は二時頃に帰宅したけれど、朝まで語り合った人たちもいたそうな・・・

 

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