今朝の予約のクライアント、一時間近く待ったけれど結局何の連絡もなく無断キャンセル。
確か、子供さんの暴力で悩んでて、「どこに行っても解決しない、心療内科でお薬はもらってるけれど・・」なんてお話だったから、「薬で何とかなるものではないし、精神科領域でもないし、本人だけの問題でもないだろうし、そのあたり家族間暴力に関しては、いろんなケースを見てきてるので何かお力にはなれると思いますよ」とお答えしておきましたが・・
残念ながら来談されることもなく、連絡もされません。こられない理由はいろいろ考えられるけれど、私の妄想として考えるに、得体の知れない民間の施設(DVがらみで仕事してるところ)は怪しそうだからやはり、関わらないほうがいい・・とか、かかってるドクターに内緒でカウンセリングに行くのは後ろめたくなった、とか。あるいは突発的な事態になったとか・・。
何れにしても、現状をほっといて問題解決する可能性は低いし、家族間暴力は、法律や医療で解決する問題ではないので、無断キャンセルされた方が、早々に楽になれるとは思えません。けれど、来談されないことには私にはどうすることもできません。
私のところに来れば、いろいろ問題解決する道筋は見えてくることも少なくないし、最低限一人で悩む不安や苦しさからは解放されます。けれど、その方以外にも、私につながることなく、苦しんでる方がたくさんおられるのも事実。私のところに来られた方すべてとは言わないけれど、多くの方が、つながれてよかったとおっしゃってくださいます。
今私につながるチャンネルはほとんどの方がネット経由です。以前は行政などの相談窓口から紹介されることがメインだったけれど、例の冤罪セクハラ事件以来、行政、専門家の多くは、私を切ってますから、私につなげることをしません。それは構わないけれど、つながれたら楽になれる方が、つながれないばかりに苦しみを抱え続けていると言う現実には胸痛みます。
確かに行政や専門家のお墨付きがあれば安心できるだろうけれど、サイトの情報だけではなかなか鵜呑みにできないし、料金は格安、DV加害者も被害者も支援してる、大学でも行政の関連でもない、立派な肩書きもなさそう、コメントも信者っぽくて胡散臭い・・などで、サイトは見てもつながってこない人も少なくないでしょう。(笑)
けれど、どこに行っても何をやっても楽にならなかった方たちは、世間の支援に対する疑問を持っておられて、私の文章に答えを見出してくださいます。そんな方は迷わず私のところにつながってくださいます。
私の支援のありよう、料金が安いとか、行政やアカデミズムなど権威権力とつながってない、肩書きで権威づけしないとか、加害者も被害者も支援するとか、全て、当事者性の援助として理論化した結果のことで何も矛盾してないのだけれど、世間の価値観の枠組みからは全て逸脱してるから、世間の価値観で生きてる人には受け入れ難いのかもしれませんね。
当事者の悩みや困難も世間の差別権力構造とかその価値観に由来してるのだから世間の価値観やその構造の中で支援しても解決するはずないのにね・・。