支援・援助論

コントロールされたい女って? 

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親子引き離しのケースでしばしばみられるのが、DV夫のコントロールから脱して親のコントロール下にはいる妻たちの存在。

この妻たちは実は、結婚の際は親のコントロールから逃れるために、夫のコントロール下に入っています。結婚当初は、理想の夫婦を演じることができますが、子供ができると、子供は親の都合よく役割を演じてくれませんから、夫婦間葛藤が高じてDVやモラハラになりえます。

この時の相互の夫婦間葛藤の原因は、コントロールする夫とコントロールに依存する妻という危うい関係が問題の本質ですが、ややもすると、DV夫が全て悪い、と問題を全て夫に転嫁する世間の価値観に乗せられて、妻も妻の親も、DV夫が悪いから、そんな夫と別れたら問題解決、と単純に考えてしまいがち。

夫自身も自分を責めてしまったり、逆に自分だけが悪いわけじゃない、と居直って泥沼の争いになったりもよく聞く話。

私は善悪で判断しませんし、世間の価値観に流されることもありませんから、冷静に客観的に事例を俯瞰しますし、問題の本質とその対応をカウンセリングの中で模索します。そんな私からみると、DVは表面的な問題で、問題の本質としては、妻の依存体質と夫のコントロール欲求です。

双方が私に繋がってくれていれば、それぞれの抱える問題に対して、対応を考えます。例えば妻が誰かのコントロールに依存するのではなく、自己決定し自己主張し自己責任を引き受ける、一人の独立した人格として生きる力や他者と関わる対人スキルを身につけていくこと。そのための育ち直しとしてのケアを提供したいところ。

コントローラーの夫には、なぜ他者をコントロールしたくなるのか、その自我の弱さを受け入れ、これまた自立した生活者としての能力やコミュニケーション能力を獲得してもらうこと。などなど。

お互いが、自分を理解し自己成長を達成し、やがて相互理解に基づいた、新しい家族関係を再構築することで、みんなが幸せになることも可能だと思います。それが離婚という法的手続きを通過したとしても。

離婚で解決なんて考えてたら、お互いが自分の問題に向き合うこともないし、依存体質の妻は親や援助者のコントロールを受け、自分の人生を生きることはできないし、問題は子供に連鎖していきます。最悪なのは、親にも頼れない、援助者も離婚後は助けてくれない、子供抱えて仕事もうまくできない、で、新しいコントローラーの男に助けてもらって、やがてDV再燃、虐待の深化ということになりかねません。

夫婦間の問題に関わるときに、あなたは悪くない、というのはとても使い易い言葉で大切な言葉だけれど、それだけしか言わないのは無責任。じゃあなぜ問題が起こったのかと言うときに、夫が全て悪いとなるし、分離さえすれば解決するとの誤ったメッセージになってしまいます。

被害女性が自分の抱える問題に気づき、その問題を終わらせるよう支援していくのはDV問題を解決し真の癒し回復をもたらすには不可欠なこと。

そのあたりのこと、今度の土曜のヌエックのワークショップで伝えたいし、その翌日の京都のメンカン講座でも、一日かけてしっかりお伝えしたいところ。DV支援に興味ある援助者、当事者、その家族など、どなたでも参加可能です。ぜひご参画くださいねー。

そうそう昨日、以前ご紹介した「食べない人たち」の続編が届きました。前作出版から一年、さらに確信を得ての出版でしょうか・・・何かいてるか・・楽しみです。

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