DVやモラハラ、デートDV等の暴力問題・家族を巡る不安や問題のためのカウンセリング・ワーク・シェルター等の複合的支援を行っています。

日本家族再生センター

支援・援助論

DVが無くならない訳

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今のDV支援は被害者を加害者から逃がして、保護し、分離、離婚させることが唯一の基本路線になっています。それはDV法が、民事対応で刑事事件扱いではなく、加害者に対するアプローチが何もないことに原因しています。

欧米のDV法は刑事事件対応なので、通報があれば警官が出向きその場で、加害者と推定される人を逮捕拘留します。すぐに司法判断がなされ、刑に服すかプログラムを受けるか、の選択を迫られます。

日本のように被害者の申し立てを必要としませんから、申し立てに逆上される怖さから申し立てもできないという状況にはなりませんし、虚偽の申し立てで立件されることもありません。さらに、どちらが加害者かという判断も現場をみた警官が証拠に基づいて判断するから、性別で加害被害を特定することもありません。

重篤な被害者が保護されない、冤罪が起こりやすい、男性被害が立件されにくい、被害者が逃避することで生活基盤が奪われる、加害者が脱暴力する方法がないので、被害者は逃げ続けなければならない、こどもを加害者に合わせることも困難になる、養育費の支払いが滞りやすい、再婚で再発しやすい、世代間連鎖が起こりやすい・・・・

などなど、今のDV法によって実に多くの不利益が被害者はもちろん、加害者と言われる人、そして子供達にもたらされます。なぜDVの被害者が辛い思いをし続けなければならないのか、ほんとは法律や制度の不備、被害者支援の無理解、無能力が原因しているのだけれど、そのことについて被害者は何も知らされないし、支援者は加害者が危険だからという説明だけで、被害者の不安や恐怖を煽り、加害者に代わって被害者を支援と称してコントロールします。

これでは誰も幸せにならないし、DVは再発しても、減少することはありません。事実何度かの法改正にもかかわらずDVが減っていないのが現実です。なのに支援のために莫大な予算が使われています。予算に対して、その効果が検証されることもありません。利権という闇の構造ができているといっても嘘ではないでしょう。この辺り、マスコミも報道しませんし、世間の人は理解することも難しいでしょう。当事者は体験してそのおかしさを理解していますが、当事者の声を伝えるマスコミはありません。事実を伝える私の発言は新聞もテレビも無視です。たまらず、先日詳しい知人に録画しアップしていただきましたが。

今のところ、第一弾、第二弾、とアップしました。第五弾くらいまでは収録してるので、近々、第三弾をアッブする予定です。

とはいうものの、愚痴るだけでは何も解決しないので、私は私なりにDVや虐待など家族間暴力やその原因の家族間葛藤、はてはその背後にある社会病理について、なんらかの対策を講じてきたつもりです。

この二十年は私にとって、この問題に関わる人生だったように思います。サラリーマンもやめ、育児もほぼ終わり、家族のご飯作りだけが家族責任になった私は、男性運動の流れの中で、男性の語りの場を維持し、男のコミュニケーション教室を始めたり、男悩みのホットラインを仲間と立ち上げたり、脱暴力グループワークを始めました。

さらにこれは男だけの問題ではないと理解できたので、女性の支援も始めます。女性のための対話の場や女性のための脱暴力ワークを開催し、十数年前に男女性別関わりなく複合的支援を可能にする、日本家族再生センターを設立しました。

この施設は、法人登記をしてますが、行政やアカデミズムとは一線を画していて、社会の圧力から当事者を守ることを可能にしています。当事者による当事者のための支援を可能にしています。ですから、どこよりも有効性は高いものと自負しています。

DVだけではないけれど、家族間葛藤を終わらせるための様々な理論や実践について、これからも少しずつお伝えしていくこととしましょう。

 

グルメナイトに参加する女の子が勝手に書いたメッセージ

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