フロイトの考えたところによれば、人の心(自我)は「イド」という野生の心と倫理や正義などを志向する「超自我」の心に挟まれて、常に葛藤を抱えるものらしい。確かに前回のブログで、大脳の仕組みについて書いたところでは、情動を司る大脳辺縁系と思考、記憶、言語能などを司る大脳皮質の機能が異なるし、その情報処理の不一致から心の問題が起こりうるというところでは、フロイトの仮説に納得するところもありうると私は考えています。
で、今私が読み進めているのがダニエル・エスチューリンの「タヴィストック研究所」という本なんだけれど、この中で書かれているのは、世界を支配したい人たちは、今、お金の力を使って世界の経済・政治・軍事をコントロールして、彼らのための世界を作ろうとしているということ。それは私たちにとっては、自由を奪われるディストピアに他なりません。いわゆる世界統一政府、ワンワールドです。国や地域文化をぶっ潰して、彼らの都合良い世界を再構築するということ。戦争もパンデミックも彼らにとってはそのための方法論に過ぎません。人の苦しみや不幸なんて眼中にはありませんから。
80年ほど前?に作られたタヴィストック研究所では世界中から優秀な、心理学者や人類学者、医学者、などを集めて、人を支配するにはどういう方法が有効なのか研究させました。
テロや、反政府活動はもちろん、麻薬を流したり、芸能やシネマ、メディアを使って、人々をコントロールする実践活動もやってきています。ビートルズの台頭やロックフェスティバル、映画やテレビ新聞で流す情報も然り。世界的な流行、ムープメントは彼らの支配の結果に過ぎません。莫大な金をつぎ込んでそれらをやってきています。
そして今、金を使っての支配に限界が見え始め(奴隷からは金を奪えないことや、金で動かない人の存在)あらたな方法として、脳を直接支配するということを目指しているのでしょう。脳にチップを埋め込んで人類一人一人をコンピューターで管理するという方法です。政府の指示に全ての人が従うようになれば、彼らは自由に自分たちのための新世界を作れます。彼らのユートピア、私たちのディストピア。けれど、そのことに気づかない人は、自分の夢も希望もなく、全ての人がただ、ロボットのように日々を指示通りに動くことに満足してしまいます。生きるも死ぬも彼らの選択次第。
とはいえ、そこに行き着くにはまだまだテクノロジーの進歩が必要だし、そのための時間も必要。それまではこれまでのように政治や経済、軍事を使ってあれこれやり続けるでしょう。その邪悪な目論見が露見しないよう、巧妙にその作業を進めますが、そのためには人々が賢くなられては困ります。けれど、猿のようにアホになられても困ります。難しいことは考えないけれど、難しい指示には従順に従う、そんな人間にしたいのです。何十年も前からその愚民化政策は実際に日本でも実行されています。GHQがSSS政策で日本を支配したというのは有名な話。賢く優秀な日本人をいかに馬鹿な国民にして支配するか・・残念ながら、これはかなりうまく機能してしまいましたが。
愛とか、思いやり、怒りや恐怖などの情動を支配することができれば、思考・判断・行動を操作するのも簡単でしょう。殺人だろうが戦争だろうが過酷な労働だろうが、疑うことなく指示通りに行動しますからね。
ある有名なコンサルが経営戦略として薦めるのが「報酬系の刺激」だそうです。理屈ではなく、人は自らの快感を求めて無意識に動く、という性質を利用して金儲けをするという戦略。これも情動を支配して人の行動をコントロールするという方法論です。
人の幸不幸はさまざまで、どれが正しいということはできないけれど、自分の人生に満足するためには、確たるアイディンティティーの確立、自己決定能力が不可欠と考える私には、見えない檻の中で餌を与えられて、いつか屠殺されるそんな人生はまっぴらごめんというところ。自分は何のためにどのように生きるのか自分で決めるということ・・そのための心・思考は誰にも支配されたくない、それが私だから。ロボットでも豚でもなくね。
そんなことをつらつら考えつつセラピーを行う私・・・やはり変態ですよねぇ(笑)
