今日の女ワーク・・オンライン参加ばかり七名の参加で、お題は「家族って何だ?」の私のお喋りと「人生曲線」なるワークと。
私のところには家族の問題を抱えた人が悩みを語りに来られます。妻が家を出た、夫のDVが怖い、子供が学校に行かない・・仕事したいけど自信がない・・などなど、さまざまな家族に由来する悩み事を語られます。
それぞれが家族の問題だとか自分の問題だとか個々人に問題があって、それを何とかしたら解決すると考えておられます。けれどねぇ、それらは表面的な現象であって、問題の根は家族の構造やら家族をとりまく社会やら家族意識とかで、これらの問題がある以上どこでも誰でも家族の問題は起こって当たり前。一つ解決してもまたすぐに別の問題が起こります。
で、表面的な現象にとらわれるのではなく、自身の家族意識やら執着、家族形態などに意識を向け、問題の本質的解決を目指すよう私はクライアントに促したり助言したりします。いったい自分にとって家族とは何だろう? 自分にとって心地よい家族のありようはどんなものだろう、そもそも自分の存在目的は何なんだろう・・・などなど。
そんなカウンセリングやワークを何年も続けていくうちに、自分はどんな人生を望んでいるのか、それを実現するためには何をすればいいのか、人生の再構築に意識が向かいます。パートナーやこどもの問題ではなく、自分の自己決定やら自己責任能力、コミュスキルの問題であることに気づき、そのスキルアップを目指し出すと、問題だと思ってたことが大したことではなく、執着しない方がうまくいくことにも思い至ります。
そうこうするうちに、ふと自分が幸せの渦中にいることに気付いたり、知らないうちに周囲の人たちがいい人たちばかりになってたり・・以前とは違う世界に生きていることに気づきます。
でもねぇ・・こういうことに気づかせてくれるセラピストや支援者ってほとんどいないんよね。多くの専門家、支援者は、何万年という人類の歴史なんて学ぶこともないし、何億年という生物の進化も学ばない、古代やら近代・現代の思想や哲学も学ばないからね。そんな歴史の中で今の家族の問題が構造化されているわけで、誰がいいとか認知が歪んでるとか、そんなミクロなところでしか対応できないから、多くの専門家・セラピストには本質的な解決は難しい・・そんなことをおしゃべりしたかな・・
先日の雪の朝、窓辺の多肉ちゃんたち