昨日は一週間の絶食明けで、あれこれ食べれるどって思ってたけれど、いざ食べようとしても、食べたいとも思わないし、食べても美味しく感じません。下手に食べても吐き気がするという感じ・・おっと・・これは放射線治療による副作用だわ。他に放射線の副作用としては下痢とか、腹痛、皮膚炎などがあるらしいのだけれど、確かに下痢気味です。皮膚炎・腹痛はほとんどないけれど。
食用不振を利用して絶食を続けるという手もあるけれど、癌の回復には必ずしもいいとも思えないしね。あくまで、糖質を減らして、脂質蛋白を増やすというのが癌退治には役立つようでね。で、病院食のご飯には手をつけないけれど、味噌汁か美味しいものはいただいて、その他の蛋白、脂質の食品を別に取ろうとしたけれど・・・なかなか、食べられないんよね。
以前だったら美味しいって感じたものが、全然美味しくないんだから。それに、みなさんに差し入れ頂いた、高蛋白の食品は缶詰、ソーセージ、などはたくさんあっても、高脂質のものはあんまりなかった。私も気が付かなかった。そういえば、脂質の塊のマヨネーズ・・これは確かに美味しい。いっそのことバターを齧ってみてはどうかと、齧ってみたけれど、たしかに不味くはないけれど、低温のバターではあのリッチな風味は味わえない・・残念。ああっ自分で料理したい。
この脂質に対する嗜好性、理屈を言えば、蛋白質だけだと、体の必要とする以上の蛋白質は分解されてエネルギー源になるけれど、そのときはアンモニア・尿素などが発生するので、あまり良くありません。で、脂質とのバランスが必要になるわけ。それでマヨネーズがうまいのかも。うまいと言えば、以前は酸っぱくて飲めなかったレモン系飲料、これが今はうまくてね。入院する以前、数ヶ月前から、以前は酸っぱかった100%オレンジジュースもごくごく美味しく飲めてたし、この体質の変化は、癌の発生と関係してるのかもしれません。
いずれにしても癌と食事療法、自分で料理できない病院で勝手にやるにはけっこうビミョー。とはいえ、今のところ問題なく順調に回復中。一時絶食後にできてた発疹もほぼなくなり、元の美肌に。ただ、皮下脂肪が少なくなった分、皮膚のハリがなくなって、シワっぽくなったのは残念。
五日後は退院だけれど・・外は暑いんだろね。病室は毎日高原の爽やかさだからねぇ。