DVやモラハラ、デートDV等の暴力問題・家族を巡る不安や問題のためのカウンセリング・ワーク・シェルター等の複合的支援を行っています。

日本家族再生センター

イベント グループワーク

いやー、ハードでした元旦研修。

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本年初のメンカン研修が元旦・二日と26時間に亘って開催されました。場所は家族再生センター。参加者は北から南まで全国から集まった15人。センターのお部屋はそれだけで満杯・・満員御礼。

メンズカウンセリングとは何か、からはじまって、心理学とか援助とかについて、世間の価値観、心理学の常識を超えたところでのおしゃべりからスタート。

今回は、フロイトとユングについて突っ込んでおしゃべり。ユングがスピリチュアル系の世界に足を突っ込んでたことや、M女のクライアントの誘惑に負けて妻子がいながら愛人として囲い、SMにはまっちゃって、やがて捨てられ惨めになった、だらしない男・・なんて話をしたら、もうついでにそんな映画を見ていただくことに。

ユングがこんな人間臭い男であることを心理学のセンセたちは語りません。立派な大先生は、馬鹿なことはしないのだ・・なんて、デタラメなイメージを教えるのかな大学の心理学教室は。河合隼雄センセの罪かなあ、どちらかと言えば。

どんな立派なセンセといえどただの人間、屁もすりゃクソもするし、エロにハマったりもするでしょう。実際DVの御三家といえば、先生、医者、坊主です。立派な職業についてる真面目で有能な方達。なのにそんな方達がDVを多発する・・人間というのはそんなもの。

そんな人間の真実を前提に、権威や権力から自由な思想に基づいて支援するのがメンズカウンセリングです。カウンセリングだろうがグループワークだろうが、権威や権力を伴う支援では、DVの本質であるパワーコントロールを否定することはできません。教育だろうが更生だろうが、権威権力の行使は、構造的に加害者に対してDVを認める心理にさせてしまうからです。

これから、昔々メンズ仲間で一緒にやってた中村正を筆頭に政策がらみでDV加害者プログラムが規格化されるようですが、所詮権威権力のパワー行使での更生プログラムです。たいして有効性のないものに大量の予算をつぎ込み、その利権にあの人この人たちが群がるのでしょうねえ。被害者支援と同じ構図だわ・・・やれやれ。

ビデオの後はグループワークを・・・ショーアンドテルなるワークで自分の持つモノを紹介することで自分を語っていただきました。自分語り出したらみなさんどんどんハイになるのか・・・二時過ぎまでだれも眠りません。そのあたりから少しずつ沈没していきましたが五、六人は眠ることなく朝までおしゃべりは続きます。

朝になって少しうとうとする人もいましたが、私は朝ごはんの準備。トースト目玉か、お蕎麦か。みんなの朝食が終わったら、二日目のスタートはグループワーク「妄想の未来」です。不安や嫉妬などネガティブな妄想は自動思考で勝手に進むけれど、ポジティブな妄想はなかなか自動では進みにくいモノ。けれどポジティブな妄想を語り合うことで、心はどんどんハイになっていくようです。

ワークの後カウンセリングのロールプレイを何組かに行っていただきました。新しい参加者もロールプレイがどんなものか、カウンセリングはどんなものか、少しはイメージできたように思います。

とかなんとかやるうちにランチタイム。ランチは他人丼とお味噌汁・・・。ランチの後は、最後のセッション・・・メンズセラピーにおける支援の実践について私のおしゃべりです。みんなの実家プロジェクトも紹介させていただきました。

とその辺りで二日目15時ほど。スタートして27時間。いちおうそこで解散になるのですが、まだ話し足りない人がおしゃべりを続けます。そんな方達に晩御飯もお出しして・・・私は32時間で帰宅。私の帰宅後も何人かはさらに何時間か話してたとか(笑)

それにしても、今回もまた、濃くて楽しい二日間でした。りっぱなセンセは話さない、話せない心理カウンセリング業界や加害者プログラム業界の裏話もてんこ盛り。当事者が語るってやっぱ面白いです。私の学びの場でもあり成長の場でもあるのを実感させていただきました。参加者の皆様には深く感謝です。

居残り組晩御飯はチキンカツ定食

   

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