DVやモラハラ、デートDV等の暴力問題・家族を巡る不安や問題のためのカウンセリング・ワーク・シェルター等の複合的支援を行っています。

日本家族再生センター

日常

変れる男、変れない男・・・

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私のところでは女性、男性、半々くらいのカウンセリング件数となっています。最近は若干女性の方が多くなっています。内容としては家族問題、夫婦問題が相談内容の多くを占めています。

女性の訴えは、夫のDV、モラハラで困ってる、夫をなんとか変えたい・・と言うものが多いのに対して、男性は、妻が家を出た、保護命令を出された、DVしてしまった・・と、かなり事態が進んだところでの相談が多いのが特徴で、このあたり性差が見られます。

家族の問題について、女性は問題を認識しやすく、夫にそのことを伝えようとするけれど、夫は妻の訴えが深刻なものとは思えず、自分の仕事の問題の方がはるかに大きな問題と理解していて、妻の訴えに答えようともしないし、逆に妻の努力不足と責めたり、無視したり・・時には暴力的なコントロールをしてしまったり。

ここには、家族意識の性差があるようです。多くの男は、籍とか同居とか血とか、いってみれば、ハードを家族の要素と考えるけれど、女は、思いやりとか、ケアとか、暮らし、とかソフトを家族の要素と考えるようです。

暴力や暴言ばかりで家族としては壊れてるからと家を出る妻に対して、家族が壊れるから帰ってきてくれと訴える夫と、どちらも嘘ではないけれど、家族の定義が妻と夫でずいぶん違うことがわかるのは、私が女にも男にも寄り添い、傾聴するからかもしれません。

で、妻のさいさんの働きかけでも夫が変わらなかった時、妻は諦めて夫を捨てるのでしょう。妻に捨てられた時初めて夫は妻の言ってたことを真剣に理解しようとします。家を出た妻にとって、家を出た時はもう家族問題は終わったことだけれど、妻に家を出られた夫にとっては、問題が始まるスタートに他なりません。もう関わりたくない妻、なんとか関わりたい夫・・・

そんな男や女が私のところにやってくるわけですが・・・・・女も、男も、こちらに関わっていれば、いずれ成長していきますが、こちらに関わることを拒否した人は、男も女もなかなか変れない・・・同じ困難を繰り返すようです。

そして、こちらに関わることを拒否した男たち・・その後も妻からその様子を聞くわけですが・・・だいたい似たような言動があり、これもまた個人的なことというより、構造的な問題があるのだろうと思います。その似たような言動というのは・・・権威、権力、経済力に依存する傾向があり、それらを否定する当事者性の支援を無価値としていること、パワーコントロール・・・さすがに身体的な暴力はやらないけれど、多様な知識で妻や家族をコントロールしようとする、自己肯定感が低く、にもかかわらずそのことに対する自己覚知もない、逆にプライドは高く、プライドに依存している、自分の言動がエキセントリックであることにも自覚がない・・・などの共通する要素があります。多分、似たような生育環境があるのだろうと思いますが・・

 今夜のシェルター定食は、カレー炒飯チキンカツ定食でした。

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