昨夜の大阪ワーク、新人女性も含め九名の参加となりました。お題は妄想他己紹介。妄想の自己紹介をインタビュューし、その聞き取りをもとにその方をみんなに紹介するというもの。
妄想の自分を語るというのが結構難しい人もいたり、妄想というより、ほとんど現実の自分を語る人もいたり、ありきたりの物語やら、とんでもない妄想の自分を語る人もいたり・・・人それぞれ。
また妄想とわかりつつ聞いていても、その妄想のイメージが湧いてきてそれなりの人格イメージになるから不思議。
結局私たちが自分を語ったりそれを聞いたりするのは、厳密な意味での真実ではなく、その人のイメージする物語であり妄想に過ぎません。
二人で ? 一つの愛の物語を紡ぐ時、それは恋愛妄想だけれど、それが妄想だとはつゆ知らず、いずれ結婚というファンタジーにとらわれてしまいます。けれど愛し合った二人もいずれ物語を紡ぐ時間もゆとりもなくなった時にはいつのまにか別々の物語になり、家族幻想は終わるけれど、自分の妄想が破綻したとは理解せず、相手が自分を裏切ったとか、愛がさめたと理解します。本当は相手の問題ではなく自分の問題なのにね。
それにしても、人は妄想する動物であり、妄想は世界を作ります。今当たり前に車が走り飛行機が飛ぶけれど、これも誰かの妄想の結果に過ぎません。けれど現代の多くの人は妄想の自由すら奪われて、与えられた常識という価値観の中でしか、妄想することもできず、自分の家族、自分の人生すら、与えられた規格のものしか、考えることもできません。
そんなこんなに気づくための昨夜の妄想ワーク。みなさん楽しんでくださったみたいです。