DVやモラハラ、デートDV等の暴力問題・家族を巡る不安や問題のためのカウンセリング・ワーク・シェルター等の複合的支援を行っています。

日本家族再生センター

カウンセリング日記

修復的離婚・・・みんなの幸せのため

投稿日:

さきほど、離婚がらみのブログを読んでたら・・ほんとそのおぞましさに不快感を超えた嫌悪感さえ感じてしまいました。浮気だのDVだの、カスだのなんだの・・たまたま覗いた幾つかの離婚ブログは女性のブログだったけれど、夫への憎しみや怒り、そんな夫を選んだ自身への嫌悪感などなど・・・離婚してもちっとも幸せそうではないし、その傷つきや痛みはよくわかるけれど、怒りや恨みつらみで自分を支えてるとしたら、それも哀れで悲しい女の姿に思えてねぇ・・。

そんなカスみたいな男と分かれて、いまはすっきり幸せ・・るんるん・・とはいかないみたい。そりゃそうだよね、きっと、結婚して幸せなはずが、夫の浮気で、全て壊された・・そんな夫と浮気相手は絶対に許さない、呪い殺してやる・・みたいな気持ちになったんでしょね。

でもねぇ・・呪い殺されるかもしれない夫さんの気持ちもなんとなくわかるような気もする(笑)浮気に走っても仕方ないよねぇ・・・こんな妻ならと・・

私の思うに、こんな人たちは、そもそも結婚すべきじゃないのになんで結婚してしまったんでしょ。さらに一緒に暮らしてみて、これはちがう、と気付いた段階で、結婚の契約の中身を変えるなり、契約を破棄するなりすればいいのに、なぜ怒りや憎しみに囚われるまで結婚にこだわるのか・・

これは私の仮説だけれど、結婚というものに憧れ過剰な期待をよせ、結婚したら幸せになれるはず、と思い込んでしまって、結婚の意味もその契約を履行する努力もなく漫然と役割意識だけで相手に依存して暮らしてた、そんな家族ファンタジーがひょんなことで、現実とのギャツプが露呈してあえなく崩れてしまったということ。

そのひょんなことというのは、浮気だったり、セックスレスだったり、ギャンブルや、買い物依存、倒産や事故、などの現象で、ある意味どこにでもある話。

結婚というのはそういうリスクを抱えた二人がともに支え合い、思いやれる相互扶助の関係を作ることだし、そのための対話や、価値観のすり合わせの作業やらが不可欠。そのことをすっ飛ばして、紙切れにハンコついて出したら結婚できて幸せになれるなんて・・そんなバカな。結婚おめでとう・・なんてあるはずないし、無責任な言葉でしかないように思うのは私だけ? 。

本人たちも周囲もみんな無理解・無責任、・・結婚して幸せになれるというのは妄想、ファンタジーです。そのことをさておいて、相手が悪い、相手のせいで傷ついた・・と怒りや憎しみをたぎらせるのもねえ・・ほんとかわいそだし、痛ましい。そのネガティブな感情も言葉もおぞましいとしか思えない私。

で、結婚も然りなんだけれど、離婚も同じこと、離婚できないから終わらないとか離婚したら解決するとか、結婚ファンタジーの裏返しの離婚ファンタジーもまたその真実に至らなければ、離婚で家族の問題は終わらないし、心の問題解も決するはずもなく、いつまでも、ネガティブな感情に引きずられて、フラッシュバックもすれば、面会や養育費を巡って、終わりなき闘争を続けなくてはなりません。法的に終わったところで、痛みや憎しみは、終わることなく本人を苦しめ、その言動は子供を不安定にさせてしまいます。それもまた相手のせいにして、自分と向き合うことには至らない。

こんなことにならないよう、私が言うのは、結婚はお目出たくないから慎重に・・結婚するしないではなくて、相互理解ができるか、国との契約ではなく、相手との個別の内容を理解した上で契約を交わすこと・・・紙切れにサインではなく、たしかな契約をお互いの心の中に刻むこと。それができないうちは、サインする必要もないし、契約成立のためにお互いが努力を継続することもまた、大切なこと。無駄にはなりません。

離婚もまた然り、そもそもなんのために結婚したのか、結婚が継続しづらくなったのはなぜか、それぞれが相手の問題としてみるのではなく、自分の価値観や言動に不一致がなかったか、相手に対する理解ができていたか、対話はできていたか・・などなど、お互い自らを検証することで、相互理解が深まり、お互いの最善の関係、距離を見つけることができるかもしれません。誰も傷つかず、みんな幸せになる離婚が修復的離婚。それを手助けするのも修復的支援。

離婚してより家族らしくなったという人もいたし、離婚しないまま、別居が続いてるけど、心は繋がってきたし助け合える関係になってきた、と笑い合える夫婦もいたし・・・離婚するしないに関わらず、夫婦がより良い関係を目指して幸せになる・・その支援も修復的支援。

ほんとは、離婚訴訟の前に調停を置いてるのは、そういう作業をすることなんだけれど、司法関係者はすべて、その実際について全くの素人、修復的支援の理論もスキルもありません。調停が機能せず、争って、納得しないまま離婚をしても、その後も揉めてしまいます。というか、離婚が揉めることで金になるビジネスに成り果てています。残念なことです。

そんななか、今日は少し嬉しいお電話をいただきました。とりあえず、今のままの夫婦生活は無理ということで、双方話しあって協議離婚したけれど、どうして、こうなったのか原因を理解し、これからの関係をどうするのが最善なのか、その対話のためのサポートがないのかとあちこち探したけれど、どこにもなくて、やっとこちらの修復的支援につながってきたということ。で、カウンセリングの予約をされました。

こんな修復的支援が私だけでなく、あちこちに広がれば、結婚や離婚で辛い思いをしたり、傷ついたりする人が少なくなるのだろうけれど・・・メンズカウンセリング・・早く普及させなくては・・今年の第二回メンズカウンセリング講座は4/28 東京は日本橋のSBL 3F で 9:00〜20:00 です。一般参加4000円、会員参加3000円です。参加申し込み、問い合わせは 日本家族再生センターまで。

ところで、今日もけっこうバタバタしてたけれど、お菓子が切れてたので、以前余って冷凍してたパイ生地を解凍して、アップルパイを作りました。

 

ブログランキング参加しました。読んで良かったら、ぽちっしてね♫
にほんブログ村 家族ブログへ

-カウンセリング日記
-, , ,

Copyright© 日本家族再生センター , 2024 AllRights Reserved.