DVやモラハラ、デートDV等の暴力問題・家族を巡る不安や問題のためのカウンセリング・ワーク・シェルター等の複合的支援を行っています。

日本家族再生センター

カウンセリング日記

壊さない、捨てない、修理する・・・大切にしよーね、モノも人も・・

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ほんと虐待報道にイライラする私。安倍は、子供を守るために全力を尽くす・・みたいなことを言っちゃって、ほんとむかつく。どのマスコミも危険な親から子供を早く分離しろ、DV男から家族を保護しろ・・みたいな論調で語ってるからね。なぜ、加害者が発生するのか、どうすれば加害者の発生を予防できるのか、そのあたりの冷静な議論が全くなされてないのだから。

客観的に見て、虐待相談件数がこの十年で十倍くらいに?なってると報道されるけれど、虐待死は毎年50〜120件くらいで、この数年は百件を下回っています。(社会保障審議会児童部会児童虐待等要保護事例の検証に関する専門委員会【平成28年9月】)

この現実をどう読み解くか、キャンペーンで相談しやすくなったとか通報が増えたけれど、それで児相がしっかりして虐待死が防げている、という見方もできるでしょう。けれど、児相の職員とか予算がさほど増えているとも聞かないし、となると、児相職員の過重労働が増えている?たしかに通報が増えたら、対応件数が増え、個別あたりの対応は薄くなるので、虐待死が増えそうに思うけれど、虐待死はむしろ減ってる?となると、この理解は間違い。

性格の悪い私の斜め読みだけれど、実はハイリスクなケースは特に増えていないけれど、子供の数の減少に伴い児相の施設利用が少なくなり、施設の運営が難しくなってきて(受け入れ児童数に応じて予算が下りる)、これをなんとかするために、こどもを保護しやすくするための(業界では子取りという)世論作り。これはDVでも同じ、保護施設を運営するためにDV被害者をDV夫からひきはなす必要がある。

本来、虐待死は、家族の生活環境(賃金・労働時間・保育所数など)と密接にリンクしていて、それぞれ七十年代の高度成長でかなり改善され、発生件数は大きく減少しています。今後も、労働環境、福祉環境を改善すれば、経済的に逼迫したり心理的に孤立する親が減少し、虐待死は減少するのは確実です。けれど、安倍政権はそれに反する政策を撮り続けています。不景気の中好景気とデータを捏造してまでうそぶき増税しようとしています。その金は福祉、教育に回らず、軍事や大企業の利益確保に使われます。

虐待を防止するどころか虐待報道を利用し、政策の誤りから国民の目をそらすことに専念しているとしか思えない私です。残念ながら、多くの国民は自ら真実を知ろうとせず、与えられた情報に踊らされ、自らの首を締めているとしか思えません。

虐待はあってはならないことですが、そのためには何をどうすればいいのか、冷静な議論が必要です。加害者を責めて、被害者を分離保護するということで解決するのでしょうか・・とんでもない。加害者が発生する社会が変わらなければ、被害者は発生し続けるでしょう。その度にマスコミが感情的に報道し、本質を見誤った世論が強化され、政権の都合がまかり通っていく。国民も自らの正義感を満足させて納得する。これでは亡くなった子供達も救われないけれど・・しゃーないね。

で、私は、DVであれ虐待であれ、なぜ加害者が発生するかを理解しているつもりなので、そんな加害者が脱暴力するよう加害者への支援を長年続けてきてるわけ。私が多くの加害者と言われる人達と対話してわかったこと、それは加害者の人生のプロセスには大抵被害体験があり、殴られ責められ、孤立し不安に耐えてきた体験がその人の価値観をつくっています。その価値観で家族を維持するから、暴力や力の支配は、生きるためには必然であり、暴力が必要悪あるいはしつけとして善なることという認識があります。さらに、他者からの攻撃に対しては毅然と何があってもひるまず、自分の命や価値観を守るためには暴力もいといません。もちろん、無意識下の判断です。

そんな加害者を責めても価値観も行動も変わるどころか、ますます防衛的攻撃的な態度になってしまうでしょう。野田事件でも、加害者はなんども児相と対話していますが、行動が修正されるどころか却って暴力的な対応になってるのがわかります。児相の担当者・・だけではないでしょうが、学校も含め、加害者に対する適切な対応について無知なのだから仕方ありません。

問題を終わらせるためには、加害者の発生する社会的な問題を改善しハイリスクな養育環境にならないよう、子育て支援を篤くすること。さらに援助者は加害当事者に対する教育的、治療的態度を改め(その権力構造こそ暴力の根源)加害者が自身の体験や思いを語りあい、気づき合うことが可能な、そんなファシリテーターになるべく、真の非暴力セラピーを学ぶこと。

市民は、マスコミや行政のメッセージに惑わされることなく、子育てしている隣人はもとより、多くの親や子供達と対話し、支え合い育ち合うような価値観を身につけること。どんな些細なことでもいいから、育児に困窮する親、家庭に暖かい眼差しと小さな支援を提供すること。それにね、当事者に対してまともな脱暴力支援をし続けてきた私を当事者に紹介すること、援助者はメンズカウンセリングを学ぶこと・・くらいかな。

さらに、人々の暮らしより金持ちや大企業の利益ばかりを大切にする安倍自民政権から権力を奪い、人々の福祉や教育に予算をつける政治家を選ぶこと。

これだけ出来れば、日本の虐待はずいぶん減るだろうし、国民の生活も豊かに平和になること間違いなし・・だね。

そんな私、モノも人の心も、壊さないように扱うようにしてるし、壊れたら修理してるし、捨てる、見捨てることはしないしとことん関わらせていただいてます。というわけで・・

今日はとってのぐらついてた雪平鍋を修理・・この鍋ちょっと取っ手部分の構造がややこしくて、ノコギリ、カッター、電動ドリル、ドライバーなど、総動員。でも半時間ほどで修理完了。半時間の手間や時間を考えたら、大抵の人は新しいのを買ったほうがいいと判断するところですが・・・使い慣れたお鍋・・愛着があるから簡単には捨てられませんよー。

 

 

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