DVやモラハラ、デートDV等の暴力問題・家族を巡る不安や問題のためのカウンセリング・ワーク・シェルター等の複合的支援を行っています。

日本家族再生センター

カウンセリング日記

弱者であること・・

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男は泣いちゃダメ、負けちゃダメ、強くならないとバカにされる、いじめられる、不幸になる・・・そんな言葉をどれだけ聞かされてきたことか・・・多くの男たち。

負けること、弱者になることに対する恐怖感は、弱者に対する優越感や差別意識とワンセット。この意識は多くの男たちを競争原理に駆り立て、経済合理主義を支えてきました。不幸な人がいるのは、その人の努力不足だから自業自得、俺がそこそこの暮らしができてるのも、俺がそれなりに努力してるから・・etc。

けれど、それは負けることに対する不安、弱者、敗者になることに対する終わりなき恐怖と抱き合わせ。本当に安心して暮らせるわけでもないし、他者に対する共感や分かち合いの喜びも得られません。常に戦いですから。

こんな価値観で家族を作ればどうなるか・・・誰のおかげで・・頑張れ・・・甘えるな・・という言葉に呪われた、信頼や思いやり、共感とは無縁の家庭になってしまいます。DVやモラハラがどの家庭にも起こりうるのは、こんな社会的に共有する価値観があるからです。

そんな危うい家族がある日突然崩壊を始めます、本人たちもその本当の理由はわからないまま家族解体が進みます。たまたまその途中で私のところにたどり着いた方達、男女、加害被害にかかわらず、その方達は、私の支援を受け始め、家族に何が起こったか、自分の人生はなんだったのか、自分を支えていた虚構に気づき、新たな人生、新たな家族の再構築が始まります。

そのための新しい価値観は近代的価値観とは少し離れた、言って見れば非常識な価値観かもしれません。勝たなくていい、負けてもいい、敗者でもいい、貧乏でもいい、仕事ができなくてもいい・・あるがままの私とあなたでいい・・などなど。

その価値観で、人生がダメになっていくのか・・そんなことはありません。縛られ、抑圧されていた本当の自分に気づき、自信と勇気、他者に対する思いやりや信頼を回復することができます。「敗者であることを受け入れたら、人の優しさや温かさに気がついた」「お金がなくなったら、いろんな方法で生きていける自分がいることに気づいた」などなど・・。

私自身、五年前に捏造セクハラ民事訴訟でまさかの不当冤罪判決をくらいました。けれど、私は上訴せず、五十万支払えという不当判決を受け入れました。争うことに意味はないと判断したからです。私も、私を信頼してくれている多くの当事者も、真実を知っているから恐れることはないし、バカな司法判断で私の暮らしも仕事も家族も壊れるものではないと確信していたのですから。

争わない、信念のままブレずに生きる、このことを実践することで、関わる多くのクライアントのより一層の信頼を得ることができて仕事も順調だし、家族も暮らしもなんら悪影響はありませんでした。ありがたいことです。ただ、支援専門家や行政から関係を断たれてしまったことで、多くのクライアントが私に繋がりにくくなったことは残念なことです。彼らは幸せになるチャンネルを奪われたのだから・・。

敗者になること、弱者になることは問題ではなく、自己信頼を持てず自己肯定感も低く、他者に対する優越で自分を支えようとする、心の貧しさこそ、問題なのでしょう。

昨日は、朝から夜まで、休みなく四件のカウンセリングを行ったけれど、けつこうハードでした。そんな昨日はいろんな方からいろんな差し入れをいただきました。

クライアントさんから頂いた大根、きゅうり、玉ねぎ・・キヨちゃんに頂いたジャガイモ。キヨちゃん農園のジャガイモは大豊作だったってさ・・さすが。それにプリンタ故障とブログにアップしたら近所のお友達がさっそく、余ってるプリンタを寄付してくださいました。多くのみなさんに助けてもらって、感謝感謝。

昨日のランチセラピーはイタリア丼と卵スープ、野菜サラダでした。

 

 

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