イベント 支援・援助論

権力とセラピー

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昨日は「メンズカウンセリング講座第二講」でした。地元参加者予定者が数名仏事で欠席、遠隔地からの参加者が数名で、八名ほどの集まりとなりました。テーマは「権力とセラピー」でした。資料の一ページは以下のとおり。

 

 

 

 

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コントロールパワーとしての権力とセラピー

公権力  警察権 行政権 司法権 立法権  etc

私権力となりうる要素  経済 知識 名声 出自 学歴 学位 資格 etc

これらの諸権力は他者に対するコントロールパワーとして用いる事ができる。セラピーの場においても然り。教育であれ、医療であれ、福祉であれ、地域社会や家族関係においても、すべからく人間関係は、コントロールする、されるという権力関係が含まれる。

その権力関係による支配は合理性や統一性などをもたらす反面、コントロールされる側に対する、抑圧や差別を伴いやすく、被抑圧者・被差別者は傷つき、人権を侵害される事になりやすい。

セラピーの場においても、意識される事なくこの権力構造が入り込む。セラピーを行うセラピストは、専門知、資格、権威などのコントロールパワーでクライアントをコントロールする。それは悪意でもなく、意識的に行われるものでもなく、無意識裡に自身のセラピーの理論に合わせて回復させようとクライアントに働きかける。

クライアントはコントロールされる立場に置かれ、こちらもまた無意識裡にセラピストのコントロールを受け入れ、そのコントロールに従う事で、セラピストとクライアントの良好な関係を維持しようとする。カウンセラーに嫌われないようにカウンセラーの喜びそうな反応を無意識に選んでしまう。

そのことで、セラピーが回復方向に進めばそれはそれで問題はないが、多くの場合、クライアントが他者のコントロールで傷つくのを防ぐためにコントロールを拒否する力を持つこと、あるいは、コントロールを拒否して、自己決定していく力を持つためには、セラピストとクライアントがコントロールしない、されない関係でなければならない。

けれど、そのためにはセラピストが自らの無意識に潜む権力意識、パワーコントロールについて意識化する必要がある。けれど、その事に気付き、権力構造を排除する価値観を学ぶための場も支援者もいない。なぜなら、ほとんどのセラピストは権力構造からなる社会の中でセラピストとしての認知を得るからである。

メンズカウンセリングにおいては、社会の権力構造を否定し、排除した空間において回復当事者としての支援を実践するもの同士の相互認証によってメンズカウンセラーとして自称する事ができる。

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