先日発売された週刊女性で、「DVシェルターで女たちが傷ついてる」って記事がYahoo ニュースにも掲載され、そこのコメントがもう、バカっぽいというか、世間はDVについて何にもわかってないってことを露見するものでした。
加害者に対する理解もなければ、被害者に対する理解もない、他人事で取材協力した女性に対する批判もかなりのもの。こんなコメントを入れる人達は、ほんと当事者のことは何もわかってないよねって感じ。他人事で語るその人たちの価値観やら人権意識がいかに薄っぺらく、暴力的か。
こんなのを読むとほんと世間はみんなDV加害者だっと言いたくなる私。そんな世間の反応は予見されるところだけれど、なぜDV問題が起こるのか、どうすれば解決するのか、DV支援が利権構造になってることなどについて世間さまは何も知らされてないし、こんな反応も当然と言えば当然。
で、私はシェルターを運営してるし回復し修復しているってことを記事には被害者の語りとして書いてるけれど、私の主張をもっと大きく載せれば、そのあたり説明できたのかもしれないね。
今まで、DV問題の本質的理解も、解決策の構築も、世間ではなにもなされてないからね。
女でも男でも傷ついてる当事者には手当し、痛みを終わらせるのはセラピストの私には当然のこと。なのにその意味が理解されないのは、これまで、DV問題について研究者がまともな研究をしてないこと、フェミニストが誤ったメッセージを流布し政治家や行政がそれに乗っかってしまったこと、不適切な法律や制度を利用して支援が利権構造になってしまつたこと・・などなど原因があります。
それらの問題に対する答えは私の援助実践のなかにあるけれど・・なかなか私の言葉を伝えるのは、力ない私には難しい・・
女も男も被害加害関係なく集い語り分かち合う女と男のグループワーク。