今夜犬HKのNスペで「夫に切れる妻急増」との番組があるってことで、ちょいとチャンネルを回してみた・・
たまたま、アメリカの脳科学者が男と女の脳の違いについて語るところだったので、すぐにチャンネルを変えちまいました。あほくさっ。
脳科学者はすべての原因を脳に還元して思考する唯脳論の方が多く、その考えが間違いとは思わないけれど、それはすべてではないというのが私の考え。
生活や体験の違いが脳を変えるという考え方も成り立ちます。数万のゲノムのDNAで一千兆のシナプス回路を設計することは不可能。脳の神経回路は体験や意識の在りようによって常に変化していきます。
Nスペでどんなことが語られるのか知らないけれど、イライラしながら見るのも嫌なので、見ませんでした。
性科学、社会学に関して、犬HKはしょうもない番組が多く、こんなん見てたら、視聴者の意識は歪められるわなあ、と常々感じています。実際、私も何度か番組制作に協力したけれど、裏切られてばかり。私の伝えたいことはほとんど伝わりませんでした。
意識と脳について理解するには「心が脳を変える」もおすすめ。
一般的に心は脳の働きによる結果で、脳が思考や情動を司ると考えられがち。けれど、この著書では逆に思考や情動のありようが脳を変えていくという発想に立ちます。
Nスペの話に戻りましょう。ブチ切れる妻の急増、という言い方自体も私には不快です。もともと夫婦間暴力は 2 : 3.5 の男女差が統計的に認められています。
DV加害者は男性という認識も過ちだし、加害女性が急増したという認識も誤りでしょう。私のところには以前から自身の加害性に悩む女性も多く来られているし、被害男性もまた来られています。届け出や相談件数、いわゆる認知件数や報道数が変わっただけで現場では実際に急増しているとは感じられません。
女の暴力性が隠蔽されてたり、過剰に云い募られたり・・これは世間の流行り廃りに過ぎません。マスコミの根拠のない主張に煽られないでほしいものです。
ところで、今日は十日ぶりに疎水コースをランニング。体も重いので、のんびり休み休み走りました。14キロです。
紫陽花は花盛り・・いろんなのがあるね。
1センチほどのカマキリの幼虫。生き延びていけるかな。
いろいろ咲いてます。