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日本家族再生センター

カウンセリング日記

自分が自分であるために・・・抑圧からの解放って?

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昨夜はグルメナイト。遠来の参加者や二年ぶりくらいの参加者もおられましたが、参加人数はいつもながらににぎやかに・・。

 

DVやモラハラも含め家族問題当事者男女が飲み食いしながら自由に語る場だけれど、どんな体験でも語ればそれなりに受け入れてくれるだろうし、それなりに反応も返してくれる人たちばかり・・

 

 

世間では、語れば非常識と批判されたり、語る前に排除されたりで、傷ついてる方達も、この場では、どんな考えでも体験でも語ることは可能。どんな体験でも思いでも抑圧されることなく語れる場というのは、実はほとんどありません。常識や正義の名を借りた差別抑圧社会ですからねえ。

 

 

とはいえ、慣れないと読み取れなかったり、受け取りを間違えて、対話が苦しくなったりのリスクはあるでしょう。けれど、そのリスクも含めて、対話することで、スキルアプしていくのも事実だし、なにより、そんな自分を受け入れてくれて、真摯に対話できる場というのは貴重なもの。

 

 

そんなグルナイで私はファシリするでもなく、もっぱらキッチンスタッフとして料理を作り続けています。狭いきキッチンでたくさんのオーダーをこなすのは大変といえば大変だけれど、私にはスポーツかゲームのようなもので、それはそれで面白い。自己決定してやることは「大変」くらいが面白いけれど、他人にやらされてたら、とてもじゃないけれどストレスになって潰れてしまうか爆発してしまいます。(笑)

 

メニューはいつもながらに50品ほど

デザートはティラミスとイチゴショート

 

そうそう、一昨夜のシネマ「ライオン」は5歳の時に家族と生き別れたまま、養子に迎えられ何不自由なく生活するけれど、あやふやな5歳の記憶、だけど根源的な家族との愛着を感じてた記憶が消せなくて、きっと自分を探し続けているだろう原家族を25年ぶりに探し始める青年の物語。

 

差別と貧困の中でも兄弟や母親に愛されてた自分でもあり、また他人である自分を無条件に受け入れ本当に大切に育ててくれた養親と・・そんな葛藤の中で思わず発した言葉、「この何不自由ない暮らしがムカつく」のであって、苦しい生活の中、自分を探してる親や兄弟のことを思わずにはいられない、原初の記憶と奪われた自我の痛み。

心に蓋をし、体験に口つむぐのではなく、真実を知ること、その思いを語り合うことで人は自分を受け入れ、自己信頼や自己成長を可能にするのでしょう。それはシネマのファンタジーではなく、私たちの周りにもたくさんありうることだけれど、なかなかそのことに思い至らない。

私自身もまた幼少期は時代的にも貧しくて、小学三年生の時には毎朝起きて自転車で新聞配達していました。今で言えば子供の人権上許されないことでしょうけれど、私は不幸でもなかったし悲しくもありませんでした。むしろ自己決定として社会的な労働をしていた自負はあります。そんな私からすれば自己決定を許されず、大人のコントロールを受け入れるしかない今の子供達の方がはるかに不幸でかわいそう。

そんなこんなを感じさせてくれたシネマ「ライオン」。家族や子育てに悩む人にも悩まない人にも私からのお勧めです。

さてさて明日は日本橋でワーク三昧。どんなお話が聞けるか語れるか、楽しみ楽しみ。

 

 

 

 

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