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裸で大丈夫!!(続) 

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そうそう、思い出した、先ほどアップしたブログに登場していただいたカップルの彼、彼とはほんと長い付き合いで、私が個人的なカウンセリングを始めた頃からの付き合いです。

彼は、私のカウンセリングやグループワークに参加しながら、十年ほど昔に大阪府が行った検証的加害者プログラムにも参加されました。そのプログラムには彼以外にも私のクライアントが参加していたし、彼らは受講したあとのモヤモヤを、私に伝えてくださいました。

そのプログラムのファシリテーターはフェミニストですし、私もよく知ってる方。なので、受講者のもやもやもよくわかります。

プログラムは教育的で確かに指導は正しい内容です。懇切丁寧に認知の歪みを赤ペンで指摘することまでやってくださってました。これじゃあ加害者は傷つくし余計に防衛的になるか、あるいは権威に依存するようになるか、何れにしても脱暴力には逆効果ではないかと危惧してました。

後日そのプログラムの結果発表のイベントが開催された時、私は参加できなかったけれど、参加された何人かの方の話では、有効性についての質問に対してははっきりした答えもなく、なんのための検証プログラムだったのか意味不明だった、とのこと。税金が使われてんのにね。

それから十年?最近その大阪府も男性相談の窓口を開いたみたいだけれど、大阪市の相談があまり当事者性のない男性専門家を中心にやってるのと同じく、いいところフェミニストの意向を汲んだ男性相談員が男の悩みを聴くのかな。内閣府の流した男性相談マニュアルに沿って男の悩みを聴くとしたら、その効果もしれてるし。

権力とアイディンティティーという男性問題を理解することなく、権力構造に依存する自分と向き合う体験も持たない人がいくら男の相談を受けてもねえ・・・妻に逃げられた、家族も仕事も失った、もう生きてられないよーという、加害者の思いに共感し、その彼がエンパワーメントされ、非暴力の人生を再構築するお手伝いなんて・・・できないよねぇー。

権威や知識、資格や金に依存してるセンセが「男の人生、裸で大丈夫」なんて嘘くさくて言えないだろうしねぇ。いやはや、おバカなことを思い出しちまった。(笑)

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