昨夜のグルメナイト、オープン前に懐かしい顔が・・・・ほぼ一年ぶりに出張ついでに寄って下さったいわゆるDV被害男性がふらりと。続けて初めて友達に誘われてこられた冤罪DV加害男性と言われる方とそのお友達と。
初顔合わせだけれど、当事者同士すぐに離婚だのDVだのの話に。奇遇なのは初顔合わせのその方達、話してるうちに以前は同じ会社に在籍してたことがわかったりして。ほんと不思議な巡り合わせです。
昨夜は出足は遅かったけれど、世も更ける頃はいつもながらの人数近くになり、賑やかな語りとなりました。おバカな話、エロい話、真面目な話、いろいろ話題は飛び交います。どんな話をしても非難されたり、バカにされたり、喧嘩になったりすることはありません。女男、大人子供、加害被害、いろんな立場の人たちが酒を飲みながら自由に語り合ってるのにね。
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この不思議空間が成り立つのは、きっと、他人事で関わろうとする援助者や防衛のため人をコントロールしようとする専門家など、世間の常識や倫理を持ち込む人がいないからでしょうねえ。
当事者は世間の様々な抑圧構造や常識や倫理に傷つけられ、孤立した体験を持っているから、世間の常識を押し付けてくる人たちがいる場では、本音で語ることはないし、本当に癒されることもないのかもしれません。
そんなこんなで、おバカな話で盛り上がった昨夜のグルナイ、珍しくお泊まり組はいなくて、三時頃におひらきとなり、私も朝を待たずに帰宅することができました。
グルナイではほんとおバカな事を語り合う当事者たちだけれど、それぞれは私と違って現実の社会の中で矛盾を抱えながらも働き、生活しています。それはそれで敬意を感じる私です。彼らがその矛盾に潰されることもなく、むしろその周囲の人たちに対して、こじれる前のささやかな、けれど本当に大事な隣人の支援を提供しているのもちらほらお聞きします。
派手なキャンペーンや法律や制度に基づいて予算づけられる支援が必ずしも当事者のためにならず、むしろ支援のための支援に成り果て当事者が傷ついていくという現実の中で、表には見えないけれど、ささやかな支援を回復当事者として渦中の当事者に提供するのも、メンズカウンセリングのスピリットが理屈ではなく、彼らの暮らしに息づいているからでしょうか。
それにしても、グルナイは当事者のための回復とさらなるスキルアップの場だけれど、わたしにとっては学びや癒しの場であるだけではなく、場づくりや料理を大量に作るという修行の場でもあり・・・、楽しみの場でもあります。儲けにもならず、忙しいばかりと言えば事実そうなのですが、実利よりも、私のスキルアップには役立っているようです。売り上げでなんとか材料費は回収できるけれど、人件費はまったくでなくてほぼ無償ポランティア。でもやめられません。
そうそう、その材料を買いに昨日スーパーに行ったら・・・
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