DVやモラハラ、デートDV等の暴力問題・家族を巡る不安や問題のためのカウンセリング・ワーク・シェルター等の複合的支援を行っています。

日本家族再生センター

イベント カウンセリング日記 支援・援助論 料理

なんとか無事終了・・池袋フルセッション

投稿日:

昨日は池袋にて朝イチから夕方までのフルセッション。朝イチのミニ講座のお題は「家族問題」参加者の多くは家族問題を抱えているか、それを乗り越えてきた方か、いずれにしても家族問題の当事者の方達。

 

家族問題が起こった時に、警察とか、弁護士、裁判所、行政、医療、福祉などの支援を受けるけれど、それらの支援には修復的な機能はなくて、家族の分離・解体で問題解決しようとします。

けれどねぇ、必ずしも当事者は家族の解体を望んでいるわけではないというケースも少なくありません。けれど、修復的支援がないから、不本意な結果になることが多くあります。

で、私は当事者に対して、ジャッジしない、相手の問題として他責に走らない、で、何が問題か、どうしてその問題が起こったか・・などを考えてもらうようにしています。その時に、支援者に必要なのは、家族とは何か、その歴史的背景とか、家族意識とか、家族をめぐる法律や制度・・などに関するさまざまな知識が必要です。心理学以外にね。

当事者はたかだか、数十年の体験や学習で得た知識で判断しているにすぎません。けれど情動はもっと原初的で、本人の意識や体験・記憶とは無関係に生起することもありえます。この辺りが本人の悩みや困難に関わっているのですが・・セラピストはその辺りをしっかり聞き取りながら、クライアントの葛藤や困難の「本質」にクライアントが気づけるように対話していく必要があります。

でもねぇ、多くのセラピスト・支援者は進化論とか人類学とか、社会学とか法律とか司法判断とかについて学ぶ機会はほとんどありません。ですから、家族問題を深く広く考察することもできず、表層的な対応をするしかありません。

まあ、そんなこんなをおしゃべりしたわけですが・・参加者も20名ほどいたので、質問やら感想にもかなりの時間を要して、半時間ほどの超過に。そんなミニ講座のあとのグループワークも「家族ってなんだ?!」というテーマで、それぞれの家族概念とか、その由来について自己洞察していただきました。

お昼からのワークは「マイサンクチュアリー」なるお題のワークで、自分にとって心地よい、空間とか時間、人間関係って、どんなものだったか想起していただきました。それと家族概念とか家族間葛藤のからみについて、シェアしていただきました。あるグループは「腕まくら」について、その認識が人によって違うことで、対話が盛り上がってました。

ネットで買える腕まくら・・愛は買えないかもしらんけど。

続いての女ワークは「私の宝物」・・これも深い語りが聞けました。「私の尊厳」に関わるテーマだしね。私は大切な存在・・ということに思い至ることができれば、自己卑下、自己否定の気持ちは薄らいでいくからね。

そんなこんなでワークも終わって、早々に雨上がりの池袋から東京駅に・・東京からは新幹線で京都まで・・・新幹線も一本やり過ごせば、自由席に座れるので、しばらくはゆっくり休めます。センターに帰り着いたのは22時ころ・・。どうだこうだいってもやはり歩くのは結構大変でした。

 

前泊のHotel Elina での晩御飯は寒いので、豚鍋に親子丼、つくねの照り焼きとデザートのパンケーキと。糖質制限はどこへやら・・

ブログランキング参加しました。読んで良かったら、ぽちっしてね♫
にほんブログ村 家族ブログへ

-イベント, カウンセリング日記, 支援・援助論, 料理
-, , ,

Copyright© 日本家族再生センター , 2025 AllRights Reserved.