カウンセリング グループワーク 支援・援助論
世界は思考の投影・・・幸せも不幸せも・・・あなた次第。
私の支援は、状況を変えることではなく、当事者が自分と向き合い、自分を癒し成長することで、当事者自身も幸せになり、状況も好転していくと言う、そんな支援です。問題の起きた当事者にしてみれば、問題は相手だったり状況のせいで問題が起きてて、自分の問題とは考えづらいのも当然。
そんな状況を変えるために、当事者は弁護士に相談したり、警察に頼ったり、医療や福祉に頼ります。それもある程度必要なのですが、もっと大切なのは、自分の困難や問題がどこからやってきてるのか、あるいはそれらをどうして自分は問題と考えるのか、そうやって自分に対する理解を深めてもらうだけでなく、自分と他者、あるいは自分と世界の関係を再構築すること。そうすることで、問題が問題で無くなったり、失った悲しみではなく解放された喜びに満たされるかもしれません。
さらには、家族と自分という小さな世界、あるいはこの数年の歴史だけにとらわれていた認識から、世界全体、あるは数万年の歴史の中で生きている自分という、自己概念の変化も起こります。いわゆる個人の喜怒哀楽の人生観から、宇宙的な慈悲心に満ちた自己概念を持つ人生観に変化していきます。このあたりマズローが晩年に提唱した自己超越欲求の目指すところでしょう。
そして人はだれしもその可能性を秘めています。が、そこに至る人は多くはないでしょう。そこには出会いや偶然、運命などもあるかもしれません。が、それらに気づけるチャンス・・・それは人生につまづき、人生の底を知った時・・が最高のチャンスのように思えてならない私です。
そしてそんな人が増える時、世界は変わっていくのかもしれません。差別抑圧を是とし金と権力を持った一部の人が、多くの人を支配するこの世界・・・こんな世界が崩壊して、一人一人が大切にされる世界へと、大きく変化していく、そのためには、多くの人が当事者になり、人生を再構築していくことが必要なのかもしれません。そして世界の今、そしてこれからもいろいろ問題が起こるだろう、コロナ・ワクチン騒動もそのための最後のチャンスなのかもしれません。
昨日も数年ぶりに来談くださった方がおられました。その方、世間でいうさまざまな支援の二次被害者で、冤罪で家族崩壊、親子分離という困難を抱えておられます。あれから十数年、たまに心穏やかならざる時は私との対話で平穏を確保されています。
その方にとっては、あの時、世の不条理でとんでもない困難を抱えさせられた、ということで、憎しみや絶望が人生のすべてを崩壊させてしまう瀬戸際にありました。たまたまそんな時偶然にも私につながってこられて、一緒に四苦八苦しました。家族崩壊という厳しい現実は変えられなかったけれど、そこを原点にその方は人生の再構築をなされました。たまにその時の痛みが疼くこともあるけれど、今は自分の人生を主体的に生きておられて、さまざまな人間関係を紡ぎつつあります。これからも失ったものより多くのものを獲得し、多くの子どもたちに、幸せのおすそ分けをしてくださるものと・・・密かに期待する私。
ほんと人の幸不幸は、単に状況の問題ではないよね・・・その人の心の問題でもあるし。その心のメンテナンス、育ち直しが私の仕事かな。
そんな仕事をする私のメンタリティーはほんと「味ママン」
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